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三日堂ベトナム情報局

執筆担当
ジャアク商会ベトナム支局長
石原文春


2002年12月のバックナンバー
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●2002年12月30日(月)
12月30日(月)くもり夕方おおあめ

 土曜日の遅い午前、街へ向かってベスパを走らせていたら、大渋滞に巻き込まれた。場所はいつも混んでいる5叉路。渋滞になるような時間帯じゃあなかったのだが、停電で信号が消えていたのが悪かったようだ。通勤ラッシュの時間帯なら、何人もの交通警官が交通整理をするのでこんなにひどくはならないのに、普段渋滞しない時間帯で警官もいない。 
 もう少し早く渋滞に気づいて迂回すれば、遠回りとはいえ流れる道を行けたのだろうが、こんな時間に混んでいるわけはない、と言う先入観で判断が遅れ、その上横道に抜けにくいサイドに回り込んでしまった。仕方なく周りを観察する。
 横から出てきている乗用車は前のバンに10cm間隔でぴったりとくっついている。2台の間を抜けられればバイクの波に合流できるので、少しずつ前へ進めそうだが、そうなると乗用車はまったく進めなくなるので、ヤツも必死だ。一台のバイクがタイヤの先を入れたが乗用車はほんの少し右へハンドルを切ってバイクの行く手を阻む。それでバイクの兄ちゃんはあっさりあきらめてしまう。
 バイクのがわからすれば、そこであきらめるとその乗用車がある程度進むまでジット待たなければならない。が乗用車が進む気配はないのだ。
 オレはバイクの兄ちゃんの隣にいたので、兄ちゃんが突っ込んだらすぐに続こうと思っていたのに当てが外れてしまう。兄ちゃんの肩をたたいて、身振りで「がんばって突っ込め」と言う。兄ちゃんは肩をすくめるばかり。ゼスチャーで「車に蹴りを入れてびびらせろ」と指示をするが、兄ちゃんはアクションを起こさない。バスの運転手や当の乗用車のドライバーもそれを見て笑っている。
 ここまでの渋滞になると腹を立ててもしょうがない。みんな開き直って、ちょっとしたことも笑う余裕があるのだ。
 乗用車の先に2列になって動けずにいる車があり、運転手が降りて交通整理を始めた。その向こうではやはり立ち往生しているバスを誘導する人がいる。そうやって少しでも自分の進むスペースを確保しないと永久に脱出できそうもないのだ。
 そのせいかどうか、件のじゃまな乗用車がなんとか動き、誘導運転手の車も動いた。そのスペースにバイクが突っ込み、最大の山場を越える。さいわいバスも前方に進み動けなかった後続車が流れ出した。
 ここまでの所要時間約300分。急いでいるときには絶対に巻き込まれたくない渋滞だが、時間に余裕があったので、楽しむことができた。
 帰りに先日行ってクラッチワイヤーを交換したベスパ屋に寄る。クラッチワイヤーが緩んできてクラッチが切れにくくなったのだ。ついでにフロントブレーキの戻りが悪いのも直してもらう。
 クラッチはワイヤーを締めるだけなので、すぐに終わったが、フロントブレーキは油を差してもなかなか引っ掛かりがとれない。何度も油を差し、接点をペンチでつかんで動かす。やがてやっとOKになった。
 料金を尋ねると、いらないと言う。ワイヤーを換えたのは別の兄ちゃんで、店にいなかったのだが、仕切っている兄ちゃんが覚えていたようだ。それでも20分ほど格闘した担当の下っ端兄ちゃんがかわいそうなので、チップを5千ドン払う。これでみんながハッピーだ。

●2002年12月27日(金)
12月27日(金)はれ夕方から雷雨

 朝、出がけにベスパのクラッチワイヤーが切れた。何ヶ月か前に変えたばかりなのにもう切れるとは、ワイヤー自体の質が悪いのかもしれない。そこでいつもの修理屋ではなく、家の近くの、いつも修理中のベスパが並んでいる店に行く。
 店の兄ちゃんは手際よくワイヤーを交換してくれる。作業を見ていると、ワイヤーの外筒がかるく折れ曲がっている所がある。ワイヤーの切れた位置がちょうどその辺のような気がする。その部分が当たっていていつも擦られてワイヤーが切れるのではないだろうか。
 そう思って、そこを指さして訊いてみるが、兄ちゃんは「そんなモン関係ねえ」と言う表情。そのまま交換作業が再開された。またすぐ切れるようなら、疑ってみるべき箇所のような気がする。
 昼を食べにルナカフェに行ったら、注文を取りに来た姉ちゃんがいきなりTシャツをくれた。一月ほど前に「ルナカフェ○周年」の○に文字を入れてください、というアンケートクイズみたいなのがあったのだ。この手のに良くあるように、答えはすぐ上に英語で5th aniversaryと書いてあったので、だれでも正解できる。
 そんなクイズに答えたのも忘れていたら、どうやら何かに当選したらしい。もっとももらったのは真っ赤なTシャツで、還暦までしまっておかないと着られそうにもない。
 食事をしながらゆっくりとサッカー雑誌などを読んで編集部へ。4時頃からカンティーンで大騒ぎが始まった。東南アジアサッカー大会「タイガーカップ」決勝トーナメントの1回戦でタイとベトナムが対戦しているのだ。ベトナムが勝つと街は暴走バイクであふれかえるので、仕事の後移動できなくなるなあ、と思っていたら、ベトナムは4−0であっさり負けた。予選でマレーシアに負けているタイに大差で負けるようでは、ベトナムの実力はまだまだたいしたことはない。
 7時から「サイゴン髭の会」に参加。飲み食いしている間、外は大雨だったようだが、お開きになって家に帰るときには雨は上がっていた。

●2002年12月26日(木)
12月26日(木)はれ夕方からおおあめ

 クリスマスイブの日の夕方、大学の後輩がサイゴンにやって来た。市内はイブの暴走バイクでごった返すので、出迎えには行かず、ホテルの車を手配した。彼らはそれで、普通は20分の道のりを1時間くらいかけてホテルに着いたようだ。
 その後、ホテルの周りをうろついていて、大騒ぎの巻き込まれた。あの騒ぎの中で日常生活をするのは大変だが、観光客には十分に楽しいイベントだったようだ。紙吹雪が舞い、それを路上から拾い集めた子供が再生販売し、土埃やゴミにまみれた紙吹雪がまた舞う。そんな中で暴走バイクの波を見ているうちに、眼鏡を落として破損。翌日サイゴンの眼鏡屋でフレームを購入した。
 彼らは、27日にシエムレアップへ発つ。それまでは普通の観光客になって、博物館に行ったり、買い物をしたりして過ごすのだった。
 
 昼前に編集部に行ったら、編集者が個人的に知り合いのテレビ関係者になにやら頼まれている。
 「アオザイのモデルをすぐに手配できるか」というコトらしいが、良く訊いてみると10分ほどの撮影らしい。そりゃあ、お金さえ払えばモデルの手配はできるだろうが、2時間後というのでは、厳しいモノがある。ちゃんとコーディネーターが付いているのだから、そんなのはそいつの仕事なのである。
 更に良く訊くと、コーディネーターはハノイ在住で、本隊は北部での撮影を終え、いくつかのシーンを押さえるためだけにサイゴンに来たのだが、急遽アオザイ美人の撮影が必要になったようだ。時間さえあれば街で高校生に声をかけるとか、ナイトクラブに行って適当な女の子を選び、翌日の昼間撮らせてもらうとか方法はあるのだが。
 仕方なく、某ショップにお願いして、店員を1名かり出すことにした。ショップの近くの並木道で20分ほどカメラを回して撮影終了。ボランティアの簡易コーディネーターとなった20分間であった。

●2002年12月25日(水)

12月25日(水)はれ

 1時半過ぎに遅い昼飯に出る。こんな時間からゆっくりと食事をしていると、すぐに夕食時間になってしまうので、さっさと済ませるべく、ワンタン麺を食う。それからベスパ屋にいって、前後のブレーキとクラッチの遊びを調整しいぇもらう。
 後ろのブレーキとクラッチはワイヤーを詰めるだけで終わったが、前はタイヤを外してブレーキをばらし、なにやら調整をする。しめて1万5千ドンだ。オヤジがベスパのブレーキをばらしているところを写真に撮ろうとしたら、電池切れだ。しばらく充電していなかったが、前のニコンに比べるとはるかに電池が持たない。これからはちょくちょく充電しよう。と言うわけで本日は写真無し。
 ベスパに乗って、マッサージ屋へ。しばらくぶりに左の肩が痛い。また鍼に行かなければならないのかと思いながら、面倒なので、とりあえずマッサージに行く。いつもの足マッサージ屋だが、ここは足だけでなく、肩から背中、腰までしっかり揉んでくれるのだ。
 平日の午後だというのに店はすごく混んでいて、15分ほど待たされる。マッサージをしてくれたのはこの店に通い始めた頃からいるお姉ちゃんで、長いだけあってなかなか上手い。だいぶすっきりして編集部に戻る途中、ベスパの前輪に空気を入れる。
 ベトナムの修理屋はどういう訳かパンク修理をしてくれない。だから普通の修理屋にエアコンプレッサーはない。そう言うのは路上にコンプレッサーを置いてあるところでシュッと入れてもらって2千ドンくらい。だから修理屋では空気を入れなかったのだ。 
 路上の空気入れ屋で空気を入れようとしたら、オヤジがパンクだという。歩道に乗り上げてタイヤをばらす。くうきはバルブの付け根から持っているようだ。チューブは相当古そうで。バルブの付け根のゴムが劣化してぼろぼろはがれている。
 これはだめだ、と判断し、オヤジに新しいのを買いに行ってもらう。10分ほどで新しいチューブを片手にオヤジが戻ってきた。チューブには一応MADE IN JAPANの文字があるが、本当かどうかは分からない。
 新しいチューブを組んで修理完了。総額6万5千ドンであった。

●2002年12月23日(月)
12月23日(月)はれ

 メコンデルタに行ったときの写真を現像したら、写真の4隅に黒い陰が写り混んでいる写真が何枚かある。それがどうもみんな24mmで撮った写真のようなのだ。フードは付けていないので、原因がわからない。もしかすると先日直したときに何かがおかしくなったのではないか、と思い、出入りの写真屋に訊いてみる。
 この前、この写真屋に修理を頼んだら、レンズの爪を深くするために周囲を削ったのだが、そのせいでレンズとフィルムの間隔が狂ったのではないかと疑ったのだ。写真屋はカメラを修理屋に持っていった。 
 やがて帰ってきた彼は、問題ないという。それではいったいなにが悪いのだ?
 結論:PLフィルター。レンズ保護を兼ねてUVフィルターが付いている。その上にPLフィルターを付けると、フィルターのリングが視野に入ってしまうのでありました。ファインダーをよく見ると、隅が黒くなっている。撮っているときはまったく気づかなかった。55mmや135mmは視野が狭いので問題はないが、24mmではだめだったのだ。これはもう、こういう作りなので、PLを使いたいときにはUVを外すしかない。ちょっと不便だが仕方がないのだ。
 今日は朝から暇。それでもスケッチの最終プルーフが印刷屋から上がってくるので、編集部へ行き、最終チェックをする。昼はチリチーズバーガーをモガンボで。たまにこういうジャンクフードが食べたくなるのだ。
 その後別件打ち合わせに行き、編集部へ戻る。明日は夕方からクリスマス暴走で街はバイクで溢れるので、出歩かない方がいい。本当は夕方までは大丈夫なのだが、時間を気にしつつ仕事をするのが面倒だし、じつをいえばあまり仕事もないので、休みにしてしまう。

●2002年12月22日(日)
12月22日(日)はれ

 友人夫婦が来ていて、一緒に出歩いたり、食事をしたり、忙しい日々だった。その合間に、ホッパーズメンバーのバースデイがあり、顔を出した。ちょっと時間的に整理すると
18日夜:友人着
19日夜:誕生日
20日夜:ゴンで夕食、その後オブライアンズへ
21日:朝からメコンデルタ。夜のフライトで友人帰国
 誕生日は本人がビジネスディナーで、しかも翌日から休暇で街を離れるというので、夜の9時過ぎに始まった。彼の家に友人が集まって飲んで話す、というモノ。そこで47年式のBSAの350やロイヤルエンフィールドを持っているというキウィにあって話が弾む。彼らは時々古いバイクでブンタオなどへ1泊ツーリングをするというので、次回は是非混ぜてもらうことにした。
 昨日はメコンデルタへ行ったが、天気が良くて気持ちがいい。いつものように船を借りて島の果樹園や蜂蜜工場などを訪ねた。船の中で、買っていったサンドイッチとクーラーボックスで冷やしたビールを飲む。ちょっと歩いた後なので、これがすごく旨い。 
 街に戻ってお茶を飲もうとブロダードカフェへ入ったら、知り合いの二人組に遭遇。ジャアクホームページのあちこちに名前が登場する二人だが、写真が公開されたことはないと思う。あえて誰だかは伏せたまま、写真だけ載せておこう。
 夜は家に戻って夕食。家は空港に近いので、夜のフライトで日本に帰る友人夫婦をご招待してメシを食い、飲みながら話す。そうやってのんびりしてもらい、ご希望ならシャワーを浴びた後で飛行場に行ってもらうのが我が家の流儀である。こうすれば最後の晩を有意義に使えるというモノだ。
 

●2002年12月18日(水)
12月18日(水)はれホンの一時あめ

 スケッチ入稿で忙しいのに、昨日は千葉県人会、今日は友人の空港出迎えと更にあわただしい用事が重なっている。だがスケッチを始めて1年、現地スタッフも相当使えるようになってきたので、作業は順調に運んでいる。
 昼飯にも出かけず、サンドイッチを買ってきてもらって、それを囓りながら仕事を続ける。そんな風に忙しく働いていたら、午後、突然サンタクロースがやって来て、ケーキやキャンディを配っていった。何事かと思ったら、某ホテルのお茶目な企画だ。編集部は旅行会社に併設していて、その旅行会社が某ホテルにガンガン送客しているので、毎年何か催しがあるのだ。
 みんなに配るために薄く切られたケーキを食う。ホテルのケーキだけあってなかなか旨い。コーヒーが欲しいところだが、コーヒーはなく、パック入りのオレンジジュースで我慢する。糖分が身体に入ったので、元気が出たような気になり、更に仕事を続けた。
 7時頃には本日の予定が終了。家に帰って食事をして、9時に空港へ向かう。

●2002年12月16日(月)
12月16日(月)はれ

 土曜日は在宅勤務にして、家で仕事。といっても途中で飽きたので、やめてしまう。月曜日までにできればいいのだから、いやなのに無理をすることはない。気分転換に買い物に出る。
 ココシンという食料品店でチーズを買う。ここはチーズの種類が多い上に量り売りをしてくれるので便利だ。ヤギ、羊、牛のチーズを100gずつ買ってふと見るとワゴンセールでロゼワインが5ドルだ。サングリアを作ろうと思い立って、それも買う。
 スーパーマーケットでウイスキーを探すが、ジャックダニエルズがないのであきらめる。バーボンはジムビームしか置いていなかった。ハムギ通りの輸入物屋に行ってみる。やはりジムビームしかないが、スーパーより5万ドンほど安い。となりに見慣れない、黒いラベルのジムビームがある。ライ麦ベースのウイスキーかと思ってよく見ると、8年モノだったので、それを買うことにした。
 ポモドーロでマッシュルームのピザとオリーブオイルにバジルや松の実を漬けたソースを絡めたパスタを食べて帰宅。
 日曜日は夕方から雨が激しく降ったので、外出せず。家で仕事をしたり、本を読んだり。それでも時間をもてあまし、しっかり昼寝をする。
 先日音楽を聴こうとしたら、アンプとCDプレーヤーが壊れていて聞けなかった。最初は220Vから100Vへ変換するトランスが壊れたのかと思い、古いモノを引っ張り出してきて繋いだが、アンプもプレーヤーも作動しない。
 2ついっぺんに壊れるのは変だが、プレーヤーの電源をアンプから取っていたので、誰かが間違えて220vに突っ込んだのに違いない。家中のモノに問いつめても誰も知らないと言う。誰かがうそをついているのが気に入らない。
 近所の修理屋に持ち込んで修理。アンプはヒューズが入っていたので、すぐに直ったが、プレーヤーはトランスが逝ってしまったので交換となる。総計40万ドンで修理完了。
 直ってきたアンプとCDプレーヤーで音楽を聴きながら、ジムビームを飲みチーズをなめる。なかなか優雅な夜だ、と思っていたら、近所が煩い。タイガーカップという東南アジアサッカー大会をテレビでやっていて、ちょうどベトナム対カンボジア戦が中継中なのだ。
 ベトナムとカンボジアの実力差はレアルマドリードとJ2のチームくらいあるので、ベトナムが勝つのは当たり前なのに、なにを大騒ぎしているのか、と思い、テレビを見る。なんと9−2でベトナムの勝ち。それにしても2点取られるとは情けない限りだ。フィンドゥックやバンシーといった選手が未だに出ているのも問題である。日本で言えば井原やゴンがフルタイム出場しているようなモノで、ほとんど若返りが進んでいない。だからフル代表のタイガーカップなどはそこそこだが、U-21のゲームになると全然だめになるのである。

●2002年12月13日(金)
12月13日(金)はれ

 13日の金曜日だ。でもオレはキリスト教徒じゃあないから関係ないのだ。だからクリスマスも関係ない。当然クリスマスプレゼントも贈らない。キリスト教徒が何かくれるのまでは否定しない。頂けるモノはありがたく頂くのが礼儀である。
 その伝で行くとバレンタインも関係ないので、当然ホワイトデーも無視していい。仏教徒でもないから仏滅は問題外だ。無宗教なのでジハードもなければハルマゲドンもない。なんて心安らかな人生なのだ。キリスト教の天地創造から来る、6日働いて1日休むシステムも本来なら無視していいのだが、世間の流れには逆らえないのである程度は従う。しかし個人的には休みたいとき休んで働かなきゃならないときに働くように心がけている。

 マキシムというレストランがある。最初にベトナムに来た1990年に、すでにあった。と言うより南ベトナム時代からずっと続いている老舗である。90年には、ジブラルでは飽き足らない、どうしてもまともなステーキが食いたい、というアメリカ人と一緒に、しか肉のステーキを食った。つまりそのころは高級洋食屋だったのだ。
 その後ツアー用のベトナム料理屋になった。一度ツアーのアテンドを頼まれたときに、隅の方でガイド用のメニューを食ったことがある。それが最近中華料理になり、飲茶があると言うので行ってみた。
 室内は幾分明るくなってはいるが、昔から変わらぬレイアウト。真ん中にステージがあり、客席はソレを中心に半円形に配置されている。昼は緞帳がおりたままだが、夜になるとステージではベトナム歌手が入れ替わり来て歌を歌う。
 客は我々を入れて3組。つまりめちゃくちゃ空いているのだ。それも当たり前で、マキシムといえばぱっとしないベトメシというイメージしかないのだ。飲茶はメニューからオーダーする形式で、25品ほどある。適当に頼むとちょっと待たされてから、次々に運ばれて来る。パリッと上がった挙げ春巻きや肉まん、大振りの焼き餃子、シュウマイなどどれもなかなかいい。一緒に出てきた辛いソースにつけると、後を引かない辛さが味を引き立てる。
 4人でお腹一杯食べて一人7万ドンほど。ちょっと味の素が強いのか、後で喉が渇くのが難点だが、味、値段ともお勧めの一軒だ。

●2002年12月12日(木)
12月12日(木)はれ夕方あめ

 朝、ソンベーの川口セラミック工場へBMWで行く。家からさらに田舎へ向かう道は前半ほこりっぽいが後半は田園風景の中、水路にかかった橋を何本も渡る気持ちのいい道だ。
 9時頃から粘土いじりを始める。今作っているのは主にキャンドルシェイド。ろうそくを灯したときに漏れる光がきれいに見えるのはもちろん、ろうそくを使わないときも机の上に置いて見栄えがするように考えて、いろいろなデザインのモノを試作している。考えながら試行錯誤で作るので、1日2個くらいしかできないこともある。
 今日はこの1ヶ月くらいで作ったモノが焼き上がっているはずだったが、焼いているときに全部壊れたらしい。最近のモノは複雑な作りになっているので、空気が入って壊れるようだ。どんなモノを作ったか思い出しながらまたひとつずつ作っていかなければならない。
 工場の周りには相変わらず花や観葉植物がたくさん植えられている。観葉植物の中には葉が緑一色ではなく、白や赤の模様が入ったモノがあり、毎週のように眺めていても飽きさせない。今日は薄紫の花が新しく植えられていた。
 昼飯の後、家に帰ってシャワーを浴び、編集部へ。木曜日は午後家にいることも多いが、今日はちょっと遅れているページを仕上げるために出勤した。午後いっぱいかかっ作業を終え、帰ろうとしたら雨。昨日と同じパターンだ。

●2002年12月11日(水)
12月11日(水)はれ夕方30分くらい大雨

 久しぶりにブラブラと歩いて昼飯を食いに行く。たまに歩くと自転車で大荷物を運ぶオババがいたり道ばたで子豚を焼いていたりして面白い。7分ほどで「Why Not?」へ。ここのチーズバーガーは市内でも指折りのうまさだ。3人でチーズバーガーを2つとハンバーガーをひとつ頼む。肉の焼き加減を訊いてくれるのがうれしい。
 が、どういう訳かバンズが2つ分しかないという。昼時だが客はちらほら。仕入れ忘れたとしか思えない。ここは時々こういうチョンボがあるのだ。仕方なくひとつをキッシュに変更して、シェアーすることにした。ここのもう一つの難点は飲み物。ベトナム風アイスティー(茶ダー)がないのだ。茶ダーはたいていどこにでもあって、無料サービスだったり、取られても500〜5000ドンくらいだが、ソレがないので、仕方なくジュースや紅茶を頼むことになる。
 ところが小さなミネラルウォーターでも1万5千、一番安いビールと同じなのだ。で、ついつい昼からビールを飲んでしまう。
 食べ終わって外に出ると、曇っていた。雨期は開けたのでもう降らないと思っていたら、夕方激しい雨が降った。

 先週ちょっと書いたカフェ。内装を直して、備品を買って、マネージメントを元クーロンの二人に任せようと画策した。彼らはプロだし、固定客もいるから最低限の収入が見込める。
 ところがタイミングが悪く、日本に帰ったりと忙しいらしく、断られた。さてどうしよう。ベトナム人に任せてもなんとかなるとは思う。収入減の分は人件費で相殺できるからだ。でもそうなると準備から音源の手配その他すべてやった上に、頻繁に見に来なければならない。そんな気苦労を考えるとちょっとつらい気がする。
 と、いろいろ考えて、今回はやめることにした。どうせ儲からないカフェバーをやるなら、ダラットでやった方が面白い。そのうちひっそりとはやらないバーをダラットで開こうと思う。

 壊れたマウスは保証期間で直してもらえることになったが、そのためには日本に送らなければならない。送り代が1200円くらい、それに日本の某所へ送ってもらうのに720円。それでも買った値段に比べれば安いのだが、同じマウスが今はなんと1980円で売っているそうだ。
 これでは新品を買った方がいい。そこで壊れたマウスは友人に預けて日本から送ってもらい、直ったところで新品と一緒に送り返してもらうことにした。ひとつは予備というわけである。

●2002年12月10日(火)
12月10日(火)はれ

 朝9時から打ち合わせがあったので、いつもより早く家を出て街に向かう。ラッシュに巻き込まれるかと思ったけど、そんなこともなく、30分弱で到着。打ち合わせを終え、時間があったので買い物をする。
 まずはCD-Rメディア。最初の店は1枚4,500 ドン。50枚以上買ったら3,500だと言うが、以前この辺で1枚3,000で買った、というと、モノが違うと反論する。オレには3,000ドンので十分なんだ、と言って、前に買った店を記憶を頼りに探す。記憶通りの店は見つからなかったが、値切る前から3,000という店があったので、20枚買う。前の店の4,500ドンのモノと同じモノだ。
 バイク置き場までブラブラ歩いていると、客引きの兄ちゃんが店に誘う。DVDの店で、パチモノの映画を箱から取り出して一枚ずつ見せてくれる。ほとんどが香港か中国から来ているらしく、タイトルに中国語が踊る。日本語字幕のがなさそうなので、興味なく眺めていたら、おばちゃんがセックスムービーはどうだ、という。
 どんなものがあるのか興味があったので見せてもらう。取り締まりが厳しいのか、奥の別室に案内された。暗い、椅子もない小部屋で床に座ってタイトルを見ていくのは、秘密クラブにいるようで面白い。洋ものとアジアモノが半々だが、こちらもすべて漢字タイトル付きだ。そのせいかどれもつまらなそうに見える。ちなみに一枚10万ドンである。
 次に行ったのは行きつけの中古カメラ屋。出物がないか時々覗くのだが、今日は24mm, 28mm, 35mmのほぼ新品のレンズがあった。28mmと35mmは箱入りだ。スケッチの同僚が広角を探していたので、編集部に戻って訊くと、見たい、という。昼飯に出たついでに店に戻る。
 24mmはオレの24mmと同じくF2.8だが、かなりきれいで新しい。これで190ドルだ。店の兄ちゃんは英語の雑誌を取りだして広告を指さし、ニューヨークじゃあ350ドルだ、言う。フィルターを付けてくれ、と交渉した。フィルターを選んでいるうちにクローズアップを見つけた店の兄ちゃんが、オレにプレゼントしてくれる。結局フィルター2枚付きで180ドルで購入。
 ウインドウの隅に先日買ったのと同じカシオのデジカメがある。見たら、まったく同じ1.2MピクセルのM1だった。値段は250ドル。ってことはオレのより2,000円以上も安いじゃあないか!
 カメラがあるってコトは周辺機器もあるってコト、と思い、電池があるかどうか訊いてみる。電池はないようだがメモリーはあるという。128Mで70ドル。これは日本より高い。カメラとメモリーのトータルでちょうど同じ値段になる。日本で買ったらまともな保証が付くので、その方がいいと納得する。

●2002年12月09日(月)
12月9日(月)はれ

 週末はDTMで遊んだ。ブルースハープの練習用にバックバンドが欲しくて、iBookで音を作れないかと思ったのがそもそもの始まり。フリーソフトでブルースの循環コードを作りそれをバックにブルースハープを吹く。これはなかなかいい。
 しかし所詮フリーソフト。和音も作れなければ、繰り返しも利かない。和音はドミソを連続して素早くならすことでそれらしく聞こえるが、和音でリズムを刻もうと思うとかなり難しくなる。
 そこで思い出したのがシンガーソングライターというソフト。だいぶ前にバンコクで入手したまま放ってあったのだ。それを引っ張り出してきてインストールする。そして起動すると、あれ?「OMSが正しくインストールされていないので終了します」といって勝手に終了してしまう。OMSってなんだ?
 分からないときは調べる。インターネットで検索するとたいていのことは調べが付く。結局OMSがなにかはよく分からなかったが、それが必要でそれはダウンロードできることは分かった。3MB程のファイルを10分くらいかけてダウンロードした。
 それで無事シンガーソングライターは起動した。ところがこいつは機能が多すぎてすぐに音が作れない。いろいろやっている内に音符を書き込むインプット画面を見つけたので、書き込んで見る。再生するとミキサー画面の出力バーが上下し、音が出ているのが分かる。ところがスピーカーからは音が出ない。
 ヘッドフォンを繋いでも、音が出ないので、設定という設定を片っ端からいろいろ変えてみる。なにをやってもうまくいかない。インターネットで調べても、外部への出力については書いてあるが、iBookのスピーカーを鳴らす方法は分からない。さて困った。 
 ソフトの使い方などという情報は、インターネットより本屋へ行って、テキストを買ってくるのが早いのだが、ベトナムにシンガーソングライターの教則本など売っていない。ギブアップしそうになりつつ、最後にもう一度設定を見直す。シンガーソングライターの設定だけでなく、クイックタイムの設定も確認。ふと思いついてOMSの設定を開いたら、原因が分かった。ここで出力がOFFになっていた。
 旋律と和音を入れる。うまくリズムが刻めないので、何度もやり直す内に、効率的な入れ方が分かってくる。旋律と和音ができたので、ベースを付けてみる。更にパーカッションを付けるが、これはどういう分けか音が出たり出なかったり。そこまでできたら、今度は、音質を変えてみたくなってきた。パーカッション以外はすべてピアノの音なのだ。
 またもひとつずつメニューを確認していく。あった。旋律はピアノのまま、和音をスチールギターに、ベースをウッドベースにする。随分感じが出てきたぞ。さらに音程を変えられることを発見。これでGのブルースハープもDのブルースハープも練習できるのだ。
 こうなったら既製の曲を持ってきてアレンジしたり、ブルースハープのパートを抜いてカラオケにしたりしたくなってきた。これもちょっと調べてみたが、一筋縄ではいかない。何しろシンガーソングライターはMIDIという方式。普通のCDやMP3をMIDIに変換するのが難しいらしいのだ。なんとかMIDIの曲を入手するしかなさそうである。
 

●2002年12月06日(金)
12月6日(金)はれ

 朝、カフェバーの打ち合わせがキャンセルになり時間が余ってしまった。そこで早めに編集部へ。先日修理に出したマウスが「修理不可」で戻ってきている。
 ちょうど一年前にiBookと一緒に買った光学マウスだが、突然使えなくなった。センサーの赤い光が光らない。マウスを振ると光るので、どこかの接触不良だと思う。ベトナム人はそういうのを直すのは得意なので修理を頼んだが、だめ。根本的な部品が悪いのかもしれない。
 今は仕方なく以前使っていたボール式のマウスを引っ張り出してきて使っている。携帯用ではないので大きくて持ち運びにくいが、2つあるので家と編集部にひとつずつ置いて携帯はしない。編集部に置いてあるのは、手のひらにフィットする形の3ボタン1スクロールのマウスだが、マックの純正マウスに親しんだので、1ボタンしか使えない。だから宝の持ち腐れなのだ。
 家と編集部以外でiBookを使うことはほとんどないので、マウスを持っていなくてもあまり問題はない。トラックパッドに慣れていないので使いにくいが、マウスがなくてもなんとかなるのは便利である。
 ふと気づいたが、壊れたマウス、もしかすると保証期間内かもしれないぞ。そうなら日本に帰る人を見つけて送ってもらおう。今日帰って、保証書を探さなければ。
 
 先日貸した3脚とレフを返してもらおうと、総帥に電話をしたら、まだ夜のメニューを撮っていないので、昼に行って、夜のメニューを作ってもらって撮るという。担当者はハノイに行き、秘書は工場なので、食いきれないから来てくれ、ということで「赤とんぼ」へ。12点くらい写真を撮って食べる。
 夜のつまみなので揚げ物、焼き物が多い。いくつか残してしまうほど量は多いが、あっさりしたモノが食べたくなり、ざるそばとざるうどんを頼む。それらも撮影して、口の中へ。またまた満腹の昼飯であった。
 夕方の便でバンコクへ帰るという総帥を宿まで送り、編集部へ戻った。

●2002年12月05日(木)
12月5日(木)はれ一時あめ

 昨日の午前中、総帥から電話があって、三脚を貸してくれ、という。「赤とんぼ」でメニューの撮影を頼まれたようだ。三脚とレフを持って「赤とんぼ」へ。
 どんな撮影かと思ったら、店のデジカメでのメニューの撮影だった。6品ほど次々と撮る。撮るのは総帥で、オレは今回はレフ持ちだ。途中で電池が無くなり、充電式の単三電池を交換する。撮影の後に撮ったメニューを頂く。鮨や焼肉と豪華なメニューだが、昨日の酒のせいでスープものが欲しい。と思っていたらタンタン麺と鍋焼きうどんが追加撮影になった。なんとか撮り終えたところで、またも電池切れ。予備電池がまともに充電されていなかったようだ。
 担当者も含め、4人で全部食べる。総帥はその上更にざるそばを所望。その食欲は高校生の運動部員並だ。夜には夜のメニューを撮ると言うので、三脚とレフは貸しておくことにする。
 満腹のまま、レタントンに新しくできた雑貨屋へ。知り合いのベトナム人が場所を借りて雑貨屋をオープンしたが、客がまったくいないので、パブに改装したい、という物件だ。パブなら資本参加しても面白いと思い、話をしている。
 3mx5mと狭いが、カウンターとテーブルひとつでキャパ10人くらいの小さなバーならできるのではないかと思う。家賃が安いので、改装費さえかけなければ赤字にはならないだろう。それでも水回りの工事と冷蔵庫などのファシリティでかなりの出費になる。当然雑貨屋店主と経堂運営になる。ヤツはクリスマスまでにオープンしたがっているが、ここで焦るとろくなコトはないので説得中。それでも来年そうそうにはオープンできるのではないだろうか。
 
 今日は木曜日なので、川口探検隊長の工場へ。BMWでのんびりと向かう。探検隊長は日本に出張中で不在だ。工場の周りにはいつもながらきれいな花がたくさん咲いている。
 工場長とプレキッチの店長の3人で昼飯を食う。店長は最近1区にローカルアパートの一部屋を購入したそうだ。これから改装にかかり内装やキッチンを直してから引っ越す予定。1区だがはずれなので、静かだし、街には近いしなかなかいいロケーションを見つけたものだ。値段は2万7千ドル。今や1区に部屋を買おうと思ったら3万ドルはかかる時代なのである。

●2002年12月04日(水)
12月4日(水)はれ

 編集部では相変わらずPDFがうまく作れない。それでも半日がかりであれこれやった結果、ウインドウズもマックも書類を作れるようになった。だが、作った書類はフォントの埋め込みがうまくいかず、文字化けする。
 そもそもアクロバットというソフト、なんでこんなに複雑なんだ。一度印刷するコトにして、実は印刷せずにデータを保存してPDFを作るのだが、そうやって働いているのはディスティーラーというソフト。これはアクロバットに付いてくるがアクロバットではない。じゃあアクロバットってのはなにをするソフトなのか。よく分からないのだ。 
 解凍ソフトみたいにドラックアンドドロップでさっとPDFを作るとか、せめてアクロバットで開いて保存するとPDFになっているようにすればいいのに。
 
 ジャアク総帥が突然ベトナムにやって来た。今回は秘密指令を帯びてバンコクからブツを運んできたのだ。運ぶのが仕事だから、着いた後はぶらぶらして遊んでいればいい。いい身分である。
 そう言うわけで、いつものように「膳」で飲む。メールの連絡でクマプーと商社秋山が飲む気満々なので、予定を開けて置いたら、クマプーはよんどころのない家庭の事情で参加できないと言う。それはないんじゃあない、と無理に参加させたが、ビール2杯で帰ってしまった。
 総帥と飲んでいたら、ホッパーズのUBちゃんやタイ語の達人中島、その元同僚で久々にベトナムに戻ってきた渡辺、商社秋山、更に漬物屋の若旦那と多彩なメンバーが集結。あまりに危険なので、座敷に隔離されてしまう。
 座敷で裸になることもなく飲み、その後カラオケに行くコトになった。本来ならカラオケには行かないのだが、そこは「膳」の関連店で、まだ行ったことが無かったので覗きに行く。
 店に着いたら、若旦那と秋山は脱落していた。5人でカラオケルームに入り、それぞれにお姉ちゃんが付く。上品な店なので、基本的に姉ちゃんはとなりに座っているだけだ。そんな姉ちゃんならいなくていい、と総帥とオレは姉ちゃん無しに決めた。
 渡辺がガンガン歌い出し、更に中島、UBちゃんと続く。総帥も一曲、と強制され、よく知らない歌を適当な節回しで歌っている。これが妙にちゃんと曲に聞こえるから、酒の勢いというのはすごい。
 オレはうたわずハーモニカを吹く。B♭しか持っていなかったが、何曲かはキーがあったので、マイク片手に吹きまくる。これならカラオケも悪くない。

●2002年12月02日(月)
12月2日(月)はれ

 金曜日の午後、とにかく眠い。寝不足ではないので、身体の調子が悪いのだろうと早めに家に帰る。サイゴンでは今、悪い風邪が流行っていて、熱を出したり、喉を痛める人が多い。
 うちに帰って、ゆっくりと過ごし、酒は飲まずに「カオザーオ」をして寝る。「カオザーオ」というのはタイガーバームのような香油を背中に塗って、コインやスプーンなどの金属片で強く擦る民間療法で、風邪のヒキはじめには絶大な効果がある。
 土曜日にはだるさも取れ、体調はだいぶ戻った。そのまま土日と家で仕事をしたり、本を読んだりして過ごす。おかげで悪い風邪を無事やり過ごした。
 今日は週末もらわなかった給料を回収。ドン貧乏が解消されたので、昼は最近できた韓国料理屋へ出かける。韓国料理屋激戦区のティサック通りで、日本人のオヤジと韓国人の奥さんでやっている店だ。韓国風板の間座敷に上がってメニューを見る。
 メニューは写真付きでわかりやすい。写真は心得のある人が撮ったとみえて、かなりきちんと光が当たっている。そんな写真を見ながら食い物を選ぶ。オレが選んだのはキムチキノコ鍋。直径25cm位のどんぶりにたっぷりスープが入って、ごはんが付いて6万ドン。隣の席のスケッチ編集者は石焼きビビンバ7万ドンを食っている。もちろん突き出しの小皿がずらっと並ぶ。
 鍋は熱すぎて、なかなか口に運べない。鍋もキムチ類もちょっと変わった味付けだ。奥さんのお母さんが韓国から来て味付けをしているらしいが、どこか地方の味なんじゃあないかと思う。ちょっと癖があるが、慣れるとやみつきになるかもしれない。
 午後は編集部でデジカメで音楽を聴きながら仕事。MP3はクリアでいい音だが、イヤホンで聴くせいか、ロックなどは長時間聞くと疲れる。やっぱりいいスピーカーで聞くのが一番いいが、短い時間なら曲によってはOKだ。今日は懐かしの渡辺貞夫・カリフォルニアシャワーをバンコクで買ったディスクからコピーしてきた。これはノリのいいイージーリスニングみたいなモノなので、一巡なら気持ちよく聞ける。
 その後PDFファイルの書き出しテストをする。今度PDFでデータを送らなければならなくなり、そのテストを開始したのだ。だがウインドウズは英語バージョンのアクロバットしかなく、日本語の埋め込みがうまくいかない。マックはディスティーラーでの書き出しで、ディスティーラーがプリンターから選べずに挫折。本日は全敗であった。
 最終的にはウインドウズからの出力なので、まずはアクロバットの日本語版を入手する必要がありそうだ。
 

 

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