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三日堂ベトナム情報局
執筆担当
ジャアク商会ベトナム支局長
石原文春
2003年1月のバックナンバー
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●2003年01月31日(金)
1月31日(金)はれ
今日からベトナム全土でテト休みが始まった。
昨日は日本で言えば12月30日、日本なら仕事の締めはとっくに終わっているが、ベトナムでは締めの日になる。と言ってもバタバタする必要はないはずだったのだが、「歩くベトナム、ホーチミン&ハノイ」編集長が急に写真が10枚足りないから押さえろ、と言い出した。もっとも一枚はなにを撮るか決まっていないので、実質9枚だ。
デジカメを持って街へ行く。「大道商人」は造花売りを写す。「大衆食堂」、年末でしまっているところが多く、走り回った末、編集部の近所で押さえる。「ビーズ」は前に撮った写真があった。「骨董家具」、骨董屋へ行く。「屋外テラスのバー」、アンダーグラウンドは昼間はだれもいない。カフェセントラルは客がいたのでそっちで撮る。後は食べ物が3枚。メシの後だったので、デザート代わりにチェー屋を探す。普段ならその辺の路上にいるのだが、年末なので発見できない。やっとベンタン市場前で発見し、「チェー」を撮る。つぎは「シントー」だ。これも普通ならその辺にいるのだが、なかなか発見できない。以前、編集部でよく食べていたのを思い出して、引っ越す前の場所に行ってみたが、閉まっている。帰り道でやっと発見した。後は「バンクン」だが、腹がきつくてもう食えないので、夕方に回す。
編集部に帰って「バンクン」は後回し、というと、年末で何時まで店が開いているか分からないので早く撮ろう、と言うことになる。専属セオムに買ってきてもらおうとしたら、セオムのオヤジが店で撮った方がきれいなので行こう、食えなきゃ、お持ち帰りにすればいいと言う。それもそうだ、と出かけて撮る。
残りは「ダムセン公園」。こいつは遠い。原稿の校正もしなければならず時間もない。困った、と思っていたら編集長がテト中に行く、というので任せることにした。
夕方から一気に原稿の校正をする。なんとか終わらせないと休めない。8時過ぎまでかかって、終了。これで今年の予定は完了だ。テト中の仕事2本はダラットに持っていって片づければいいだろう。
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●2003年01月27日(月)
1月27日(月)はれ
年末と言うばかりが理由ではないが、忙しい。「歩くベトナム、ホーチミン&ハノイ」もいよいよ入稿間近、最後の直しに追われている。その上「メコンの風」は段取らなければならず、テト開けすぐに車の写真撮影があり、2〜3日中には手配を完了しなければならない。車の撮影はオレの手には余るので、当然プロに頼む。4x5を使って、スタジオで取るが、照明の調整に丸一日は楽にかかるので、けっこう大がかりな撮影になるのだ。更に2月末のTVコマーシャル撮影の準備、某デザイナーズブランドのロゴの調整などなど、本当に忙しい。
そんな折り、テトの真っ最中に週刊誌の取材で椎名誠が来るからコーディネーションはできないか、とホッパーズ野口の友人から問い合わせがあった。やってできないことはないが、なんだってテトの最中なんかに来るんだ? 車の手配、ホテルの手配だってまともにできるかどうか分からないし、店はしまってるし、そもそもなにがしたいんだかよく分からない。電話で話した相手も直接の担当ではないので分からないと言う。結局担当が電話をくれることになった。
ところが週末だったせいか、電話がかかってこない。時間がないので、やるならさっさと動きたいのだ。どうなってるんだろう?と思っていたら、今日電話があり、別の所に頼んだという。それならそれでいいのだが、テトの取材をするという方向に話を持っていかないと大変だと思うよ。
と言うわけで、天下の大出版社週刊誌+椎名誠を断った形になってしまった。いや、断られたんじゃあなくて、断ったのだ。なぜかというと、最初の電話で、「やる」と言えばやることになったと思うからだ。でもせっかくの休暇にまで仕事はしないのだ、たとえそれが椎名誠であろうとも。
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●2003年01月25日(土)
ダラットから戻ってきた。
昨日は家具を調達すべく、いろいろと画策する。
まず、金物屋で巻き尺を買い、家のあちこちを測る。これは後で改装計画を練るときにも役立つが、まずは家具の発注のために部屋の寸法を測るのだ。最低限の家具は3軒隣の大工に発注することにした。行ってみたら掘っ建て小屋に丸鋸があり、ドアなどを作っている。一応まともな工作ができるようなので、それなら近所が便利な訳だ。
ベンチ風長椅子2脚、テーブル2つ。ベンチは通常横に並べて使うが、メシを食うときなどはテーブルを二つ組み合わせ、向かい合わせにベンチを置けば食卓に早変わりだ。それからベット3つと寝室の机2つ、椅子2脚。台所の棚。それで総額700万ドンだ。残念ながらテト前には完成しない。それならじっくりと作ってもらおうか。これらのできが良ければ、収納用の棚やテレビ、オーディオラックなども追加発注の予定だ。
テレビを買った。日本のメーカーのモノは21インチで500万ドン前後だが、韓国LG製のフラットロンは320万ドン。さすがにベトナム製には二の足を踏むが、韓国製なら問題あるまい。壊れずにそこそこ写れば、微妙な色合いなんかこの際どうでもいいので、LGを買う。これで今回の散財はほぼ終了。
今後ダラット往復はバスでするつもりだったが、車が欲しくなる。やはり好きな時間に移動できるのは魅力だ。というわけで、別棟にサウナと、いろりのある座敷を作るのより、車のプライオリティが上になってきた。ジープなんかを買えば犬も積んで行けるし。広い庭は人間より犬にいい環境なのである。
とはいえ、まずは庭の整備が必要だ。藪を払って分かったが、家のある平面を支えている石垣が一部崩れている。雨期の前に整備する必要があるのだ。更に段々畑状の庭に階段を付けて簡単に下まで行けるようにしたい。その上で花壇や畑の部分と、芝生を張る部分を分け、芝の部分にはキャンプができるようなスペースが欲しい。そうすれば快適な環境が整うので、家の方はそれから徐々に直していけばいい。
所詮別荘なのだ。せいぜい月に5日くらいの滞在しかできないのだから、不便もまた楽しみの内だ。それよりは滞在中のくつろぎを優先して整備して行きたいと思う。
帰りに市場によって野菜や花を買う。いいものが安く買えるので、ダラットから帰るベトナム人はみんなもてるだけの野菜や花を持って買えるのだ。
買い物途中にふとフォンスアン湖に行ったら観光用の馬がいた。馬に人を乗せて写真を撮るという商売なのだ。馬はこの際どうでもいいが、おかしいのは馬を連れているオッサンだ。完璧なベトナム人普段着に、どういう訳かカウボーイハットを首かあらぶら下げ、ちょっと勘違いのひも付きウエスタンブーツを履いている。その姿があまりに浮いているのがおかしいのだが、もちろん本人は大まじめなのだ。 |
●2003年01月23日(木)
1月23日(木)はれ
昨日からダラットに来ている。
昨日車を雇って食器や毛布を積んでダラットに来た。車がキアの小型車で、低速性能が悪く、登り続きの道で時間がかかった。正味6時間ほどで到着。途中で犬を運ぶバイクを目撃。正月前には厄落としに犬を食べるらしく、どこかに売られていく犬たちであった。
マットレスや湯沸かし器を買って、別荘へ。もうすっかり無人になっていると思ったら、前オーナーはまだ片づけの真っ最中で、軽トラに荷物を積みこんでいだ。すぐに金を払い、引き渡しが完了。
プロパンの瞬間ガス湯沸かし器(ナショナル製)を取り付け、お湯が出るようにする。ガスレンジも設置し、鍋や釜は持ってきたので、なんとか衣食住を確保した。メシの後で斜め向かいのお巡りさん宅へ挨拶に行きく。宴会帰りで酔っぱらったお巡りではあったが、会話は成立し、付け届けも滞りなく渡して、1日の予定は終了。
今日は朝から、まず庭の整備。庭の下草を払い、いらない木を切って、すっきりとした空間をつくるのだ。近所のオッちゃんが二人がかりでやってくれるといいう。総額40万ドン。ダラットの人件費は安いので、40万ドンは高いと思ったが、OKする。後で見に行ったら、庭とは名ばかり、崩れた段々畑が藪と化していて、それを鉈で払っては火を付けている。直径20cm程の木も切らなければならないのだが、チェーンソウなどはないので、これも鉈で処理している。丸3日がかりの作業だ。これで40万ドンは安い。
買い物に出て、冷蔵庫を買う。その他細々としたモノを調達して、家具を探す。別荘なので、竹の家具などがいいのではないかと思っていたのだが、なんとダラットには竹の家具はない。家具どころか、笊や日後などの竹製品もホーチミン市の近郊や、バンメトート方面から持ってくるそうだ。
それでは木の家具にしよう。山の中なので木はたくさんあるだろう。と思ったら、木の家具もないのだ。ダラット近郊の木は管理が厳しく切ることができないので木製品はファンランやニャチャンから持って来るという。家具屋には10年前のサイゴンにあったようなけばけばしい家具か、プラステイックを多用した家具ばかりが並んでいる。困ったな、どうしよう。
仕方がないので、とりあえず安食堂にあるような折り畳み式のテーブルとプラスティックの椅子を買う。家具は明日にでも大工と相談して、だめならばサイゴンに帰って作戦の練り直しだ。 |
●2003年01月20日(月)
1月20日(月)はれ
年も押し迫って、師走のあわただしい雰囲気が街に溢れている。サイゴン教会の横手には露店が並びはじめ、正月用のカードやお年玉袋などを売り始めた。
正月にサイゴンにいてもなにもすることがないので、普通外国人は自国に帰ったり、タイやマレーシアに遊びに行く。それもいいが、オレは今年はダラットだ。まず22日に行き、金を払って、別荘を明け渡してもらう。ベットや家具、鍋釜を買い、庭や家を直す相談をする。
今回は車を雇っていくので、サイゴンで買った方がいいものはサイゴンで調達している。バッチャン焼きの食器類や、ガス台、布団、アンプとスピーカーなどを持って行くつもりだ。
26日に一度帰ってきて、年末の仕事を片づけ、年が明けてからもう一度、今度はゆっくり休暇を楽しみに行く。こうなると車が欲しいが、家の改装に金がかかるので、しばらく車は買えないだろう。
ちょっと前に、ベトナム一大きな携帯電話輸入販売のドンナムという会社が手入れを受け、社長その他が捕まった。中国から安く入れたパチモンの電話器や、どこかで仕入れたモノを、正規本物として販売したり、ドンナムワランティのステッカーを販売したりしたのだ。ノキアの総代理店だったが、そのためノキアは広告費や内装費などを随分負担したのに、自分の所から買われる電話器が少ないんじゃあやってられない。
その上、輸入税をン百万ドル単位で脱税。金は払うから出獄させてくれ、と言っているらしいが、社会に与えた悪影響を鑑み、まだ釈放されないようだ。
と言うわけで、ドンナム所属の店はテト前のかきいれ時だというのにしまったまま。社長夫人で元ミスベトナムのハキューアンがやっているディバカフェも借金の形に取り上げられるんじゃあないかと思ったが、今のところ普通に営業を続けている。
こんなヤツがあっさり釈放されたりすると、ただでさえ、税金は払わない、あるいはごまかすのが当たり前、ちゃんと払っているヤツはバカ、と言う風潮がますますエスカレートする。いっそエプコ事件のように死刑にするとか、あるいはどっかで強制労働をさせて、しょっちゅうテレビで放映するなんてのがいいと思うのだが。 |
●2003年01月17日(金)
1月17日(金)はれ
スケッチ2月号は山を越し、閑になってきたと思ったら、「メコンの風」が始まった。「メコンの風」というのはホーチミン市の商工会が毎年出している年間報告だ。98年版00、01年版のデザイン、編集作業、印刷を担当し、今年の02年版の仕事も受注した。その原稿が上がり始めたので、いよいよ実作業開始なのだ。
フォーマットは去年のモノを使えばいいので、デザインをする必要はない。一番の問題は原稿。各企業のオジ達、いわば文章執筆の素人が書くので、だいたいの字数を伝えて執筆依頼をしているにもかかわらず、長かったり短かったり、あるいは「ですます」、「である」が統一されていなかったり。その辺をどうするのかを印刷編集の素人の役員の皆様と協議しなければならない。
本来なら「こうしてくれ」という指示があって作業をするのだが、その指示を引き出すのも仕事になってしまうのだ。テト前に方針を決め、テト中に作業。その後細かい直しと、全文のベトナム語翻訳を同時に進行する。
翻訳は政府の指定業者に発注し、それを添付して印刷許可を得る。それから印刷。3月末までの長丁場である。
昨日から風邪モード。喉が痛いので、3回分の薬を買った。飲んだ後は多少いいが、すぐにまた喉が痛くなる。うがいをしても、辛いモノを食ってもいっこうに良くなる気配がない。
日本ではインフルエンザが猛威をふるっているらしいし、ベトナムでも悪い風邪が流行っている。そんなことは分かっているが、なかなか予防しきれるモノではない。と言うわけで今晩の千葉県人会は喉の痛みをビールで押さえつつの参加予定だ。
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●2003年01月15日(水)
1月15日(水)はれ
昨晩は下川大先生と夕食。ベト的焼肉のあとはバックパッカー街で飲む。食事の後バックパッカー街へ移動したら、ベスパの後輪がパンク。この前無理矢理直したところがだめになったのに違いない。飲み物をオーダーして置いて路上の修理屋をさがして修理。チューブを交換する。
修理屋に「1時間で戻る」と言って、飲みに帰る。下川大先生は藤井総帥とは面識がないそうだ。バックパッカー街、タイ、物書き、Gダイアリーと共通項が多いので、友達とは言わないまでも顔を合わせたことくらいあると思っていたのだが。
それでは「アジア大バザール」という本の共同執筆者の一人、神田憲行デプチャイ先生はご存じか、と思ったら、こっちも会ったことはないそうだ。電話で話したことがある程度らしい。
11時頃ま6人で話して解散。力の抜けた話ができて元気になった。
今日は朝一で別件打ち合わせ。この件はまだ詳しくは話せないのだが、あるプロジェクトが進行中で、今朝はその山場の打ち合わせだった。揉めるかと思ったのに、あっさりと解決。これで大きく前進する。
遅い朝から編集部で仕事。ベトナムの年末進行でいつもより2日早い締め切りに向けて忙しい。
昼飯のため、外に出る。トンドゥックタン通りのバイクレーンを走っていたら、いきなりトラックに警笛をならされて、驚いた。この道は左から「バイクこっちに来るレーン」「分離帯」「車こっちに来るレーン」「車あっちに行くレーン」「分離帯」「バイクあっちに行くレーン」と別れているので、バイク、車双方にとってお互いにじゃまをされずに走れる道なのだが、その「バイクあっちに行くレーン」にいきなり大型トラックが我が物顔で乱入した。
何事かと思ったら、車用のレーンを2車線封鎖して分離帯にある街路樹を切っている。それでテンポラリーに1区間だけ、バイクレーンを車も走っているのだ。分かってしまえばなんでもないが、狭いバイクレーンを大型トラックが通るので、バイクの通り道はかなり狭くなる。道が混む時間だと渋滞するだろう。 |
●2003年01月13日(月)
1月13日(月)はれ
編集部の隣にある旅行会社の社長が「わたし血圧高いんです」といって血圧計を持ってきた。そこでちょっと 測ってみる。今まで血圧に異常があったことがないので、気楽に測ったら、何度やっても70-150とか80-170などと出る。170ってやばいんじゃあないだろうか。なのに下が80というのはどういうコトか。3ヶ月ほど前に病院で測ったときは正常だったのに。3ヶ月でこんなに高くなるモノなのだろうか。
2日続けて、久しぶりにあう人と遭遇した。まずは土曜日。編集部で仕事をしてそろそろ帰ろうかと思っていたら、隣の旅行会社を訪ねて来た人が寄ってくれた。
以前ベトナムに出張ベースで何度も来た人で、仕事で随分おつきあいいただいたのだが、その後こちらの環境がかわってなかなか会えなかったのだ。年に何度かはベトナムに来ていたのは知っていたが、先方も仕事で来るので、なかなか時間がとれなかったのである。
次は竹ちゃん。ジャアクホームページで関西弁のレポートを披露しているあの竹ちゃんである。彼は以前ベトナム駐在で、ホッパーズメンバーとして活躍していたのだが、2日ほど前に帰任。その後一度来たときには「膳」で飲んだが、今回の出張は予定がぎっしりで会えるかどうか分からなかったのだ。
昨日の夜は外食になり、韓国料理を食べようと「故郷」に向かったが、しまっていたので、迷った末、「膳」でNHKを見つつ鮨をつまんだ。そうしたらいきなり竹ちゃんが現れたのだ。別件のアポがあるとかでホンの5分ほどしか話せなかったが、ますます痩せて体脂肪率12%と言った風情。怪しい雰囲気はますます強くなり、ベトナム不良サンダルとはでなだぼシャツで、こんなのを街で見かけても絶対に目を合わせないようにするだろうね。知り合いでよかった。
夕方、バンコクからあの下川裕治がやって来た。編集部で編集者と打ち合わせ。その後どこかでメシでもなんて話になったが、本日はおつきあいせず帰宅。明日時間があれば「Gダイアリー」の裏話でも聞こうかと思う。
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●2003年01月10日(金)
1月10日(金)くもり後はれ
編集部のみんなは忙しそうだが、オレはデータやクライアントからの指示待ちで閑である。だから手下の仕事を手伝っている。つまり手下の手下になったのだ。何度もらい直しても上手く開けないロゴのファイルしか届けてこない所があり、仕方なくスキャンしてトレースする。ロゴ周りに使われているフォントを探す。
そんなことをしていたら1時を回ってしまった。さすがに腹が減ったので、ルナにいく。先日、食材屋の三谷が、皮の壊れた明太子を卸したから明太子スパゲティがある、というので、それを食べに行ったのだ。
明太子がたっぷりとまぶさって切りノリがかかったスパゲティに、更にタバスコを振りかけ、パルメザンで味をマイルドにして食べる。パッタイに山盛りの唐辛子粉と砂糖をかけて食べるタイ人の気分はこんなモノだろうか。そいつを平らげるとランチサービスのコーヒーが出てくる。カップが新しく、大振りのものに変わっている。つまりコーヒーの量は増えているのだ。
雑誌を読みつつコーヒーを飲んで、ゆっくりと編集部に戻る。午後もまた手下の手下として広告制作のお手伝いだ。
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●2003年01月09日(木)
1月9日(木)はれ
レユアン通りの戦車は昨日がピーク。数も増え、木を差して擬装をして、道に並んだ。今日は装甲車3台を残して姿が見えない。昼過ぎに兵士を満載したトラックが何台も通りを行き過ぎていった。
テロだとかパレードだとかいろんな噂が飛び交ったが、正解はどうやら映画の撮影だったようだ。道理で電話ボックスなどを土嚢を積んで隠していたわけだ。
先月届くはずのデータが今週届いたので、バタバタと忙しい。と言うわけで今日は陶芸を休んで仕事をした。朝はチュングエンというフランチャイズカフェの広告撮影。素人ながらアオザイモデルを2人も使って、写真を撮る。といっても写真のメインはコーヒーカップ。ベトナムらしい雰囲気が欲しいというので、カップの横にアルミフィルターを置き、そのバックにオフフォーカスでアオザイの2人がコーヒーを飲んでいるという図だ。
半野外の喫茶店なので、光は十分。カメラに残っていたのがISO400なので、明るすぎるくらいだ。後ろの2人をぼかすために明るいレンズを持っていき、開放で撮ると、シャッタースピードは1/2000になってしまう。
絞りをF1.2から5.6位まで変えて4カット撮る。現像が上がってきたのを見たら、F2〜4で撮ったモノのぼけがきれいなのでそれを使ってレイアウトを作る。これでOKなら本スキャンをして写真の処理をすればいい。OKじゃないときは取り直しだ。普通、取り直しになると、カメラマンやモデルをもう一度集めなければならないので、費用も時間もかかって大変だが、今回の撮影は素人モデルにもう一度来てもらいさえすれば、自分が出かけていけばいいだけなので、気楽なモノだ。 |
●2003年01月07日(火)
1月7日(火)はれ
忙しいので、早めに編集部に行って仕事をする。しかしそう言うときに限って別件の打ち合わせなどがあり、昼食後3時過ぎまで仕事に復帰できない。そんなわけで久しぶりに8時過ぎまで仕事をした。
昼は「膳」で雪御膳を食べる。こいつは平日のランチメニューの、所謂お弁当で、にぎり鮨を基本に巻きずしと焼き鳥のセットである。今日は3年半ぶりにベトナムに戻ってきたクライアント様を囲んでの食事会。と言っても全然堅苦しいものではない。別の関係の知り合いとしてクマプーも参加している。
クマプーがいきなり「レユアン通りで戦車を見た」といってデジ画像を見せてくれた。そんなモノは見なかったので、すでにどこかに去ったかと思ったが、よく考えたら今日はまだレユアン通りを通っていなかった。編集部のすぐ前の道なので、通った気になっていたのだ。
3時過ぎに編集部に戻る前に、ちょっとレユアン通りを走ってみたら、本当に戦車が止まっている。戦車は一台ではなく、3台ほどいて、更に装甲車やジープも止まっている。その隊列のすぐ目の前はアメリカ領事館で、その先はフランス領事館。もしや軍部のテロか、はたまたテロの鎮圧か、と不安になった。実際、テロ対策訓練という説もある。もっとも、軍事パレード用に待機していると言う説もあるのだが。現場にはそんな緊張した雰囲気は全然なくて、1台の戦車の上では兵士が大勢で休憩中だった。
ちょっとした交通事故や喧嘩などでもいちいちバイクを止めて見入るベトナム人が、なぜか戦車の周りには集まっていない。誰一人として気にしている通行人はいないようだ。軍が怖いのか、見慣れているのか、まったく関心がないのか、どういうことだか分からない。
戦車は夜になっても動かず。テロ訓練か、軍事パレードってのはいつあるのだろうか? |
●2003年01月06日(月)
1月6日(月)はれ
日本から来た友達に相次いでDVDを持ってきてもらった。その上某カフェで何枚か借りてDVDをよく見る生活になった。そんな折り、川口探検隊長がホームシアター計画を実施中、ハリーポッターとかクワイアットアメリカンのDVDを買ったと言うので、早速買いに行った。
ハリーポッターの1,2とクワイアットアメリカン、それから日本のアニメをいくつか選んでいたら、店のオヤジが「これは日本語字幕だ」と言って一枚のDVDを持ってきた。内容はよく分からないがとにかくそれも買う。なにせ1枚1万8千ドンだ。
ところがこれらパチモンはiBookでは上手く見ることができないモノが多い。途中で止まったり、最初からエラーで再生できなかったりする。そんなディスクも中国製パイオニアのデッキなら悠々再生。というわけで週末はDVDを見て過ごした。
今日は朝から2件のアポがあり、11時半頃までそれでつぶれてしまう。それから編集部へ行くが、先週撮った写真はできている、ハノイから地図の書き込みは届いている、しかも両方とも今週中に片づけなければならないので、急に忙しくなった。
写真は広告用だ。だいたいのレイアウトは決まっているので、仮スキャンをしてはめ込んでいく。それがOKになれば本スキャン後に写真の切り抜きなど加工をして、レイアウトを作る。広告は2枚あるのだが、1枚の方はまだどの写真を使うのかが決まっていない。もう一度撮影しなければならない可能性もある。
地図のデータは、店の位置などの細かいモノで、本当は先月の中頃にはハノイから情報が届くはずだったのだが、日本人同士のくせに意志疎通のできないヤツが多くて、先月来たモノは使い物にならなかったのだ。今頃やっとまともなのが来たのだが、そうなると作業時間が極端に短い。しかもまだ完全ではなく、更に何度かの問い合わせが必要になりそうだ。
と言うわけで、明日も朝からしっかり仕事をしなければならないのであった。
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●2003年01月03日(金)
1月3日(金)はれ後くもり
編集部に蓮の花が活けられている。背の高い花瓶に背の高い花で、まとまりは悪いが、ピンクの花はきれいだ。その上、花が開くと誰かが花びらを折り曲げて手入れするので、いつまでもきれいな花が楽しめる。
蓮の実も一緒に活けられている。シャワーの吹き出し口のような形のモノで、実をほじくり出すと食べられる。どうしてこんな実ができるのか不思議だったが、花びらが散った後の蓮の花の中心に、小さなシャワーの吹き出し口があったので、謎が解決した。自然の中で咲いているときには花が散った後も実が成長するのだろう。
昼に某レストランで写真を撮り、今日の仕事はほぼ終了。3時頃には暇になったので、久しぶりに床屋に行く。街の目抜き通りに面した高級店、床屋と言うよりはビューティーパラーだね。
そこでまず髪を茶系統のメッシュと黒の2色にする。まずは茶色の部分を少しずつアルミホイールで包んでいく。包む前に薬液をたっぷりと付ける。これに一番時間がかかるのだ。30分以上かけて頭中がアルミ箔だらけになった。その後でアルミ箔で包まれていないところに黒の薬液を塗りつけていく。そのままの間抜けな格好で20分間じっと待つ。一色に付き40万ドンでそれがダブルでチャージされる。
20分たったら、洗髪して、カット。2時間半で80万ドン(割引あり)であった。とても手持ちのドンでは足りないので、50ドル+ドンで支払う。 |
●2003年01月02日(木)
1月2日〔木)はれ
木曜日なので土いじりにいく。ベトナムは旧正月なので、1月は1日のみが休み。あとは通常通りの生活になる。だから工場もしっかり操業しているのだ。
いつもの場所で準備を始めると、犬の鳴き声が聞こえる。ちょっと見に行くと、以前川口家にいたダルメシアンの子犬が大きくなっていて(たぶん同じヤツだと思う)その上つがいに増殖している。こいつらベトナム人にはあまりかまってもらっていないのか、初対面なのに友好的な態度丸出しで、番犬にはならない。2匹とも別々に繋がれているので、それぞれとしばらく遊ぶ。1年後くらいに子供ができたら、オスを一匹ちょうだいね、社長。
午後は寝正月、と思ったら電話が鳴って、チュンゲンコーヒーの撮影に行くことになった。チュンゲンというのはベトナム中でフランチャイズ展開をしている大きなコーヒー店で、日本にも店があるのだ。最初の話では外観を1枚撮ればいいような感じだったので、楽勝だと思い、編集部で待ち合わせたチュンゲンコーヒーの兄ちゃん達と出かける。
ところがそいつら曰く、
「5店ほど回って、一番いいところを撮ってくれ」
ロケハンをしてからもう一度撮るのは面倒なので、片っ端から撮ってしまう。チュンゲンはフランチャイズなので、店によってコンセプトや内装が全然違う。冷房のないところも多いので、汗まみれになりながら写真を撮る。
5店回って分かったこと。中にはすごくおしゃれな庭や、その庭を見渡す冷房付きの店内でコーヒーを飲めるような店もあるが、夜になると満席になるという某店はカラオケ付きで、誰も歌っていないときもBGMでベトナムカラオケが流れる。インテリアもがんばっているんだが、日本で言えば田舎高校の学園祭の模擬店、やりすぎの上的が外れている。でもこれがベトナムのトレンドなのだ。そう言う意味ではおもしろい店だ。
もう少し日本人の感覚に近い内装の所でも、音楽はベトナム歌謡曲なのである。日本で言えば六本木や青山のトレンディな店で演歌が流れているようなモノで、そう言う店があってもいいんだろうけど、もっと違う選曲の店があってもいいと思うのだが。
一般的にベトナム人向けの店ばかりでなく、外国人をターゲットにしたところでも音楽のセンスは低い。ここがバンコクなどと大きく違う点だ。外国人がオーナーの店はそれでもまだ多少の工夫はあるのだが、ベトナム人の店はもう少しなんとかすべき時期に来ているのではないか。 |
●2003年01月01日(水)
みなさま
明けましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします
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