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11月1日(木)晴時々曇り KL
『隙間を捜せ!』の巻
今日は無事に銀行業務を済まし、残高を確認しておいた。
日本円の対米ドルレートは122円〜123円あたりをうろうろしており、輸出中心の我が輩にとっては、けっして良い状況とは言えんけど、マレーシアのリンギットも若干ではあるが米ドルに対する固定レートを引き下げてるから、今回、商品の買い付け資金として日本から送金されたお金はまずまずの金額であったので、ほっとしたわけでして。
その後、久々にオートバイ関係のパートナーを訪ねて、近況を伺った。マレーシアで大型のオートバイに乗る人は金があろうとなかろうと、皆ローンで購入するらしいが最近は銀行の貸し渋りによって、でかいバイクはサッパリ売れんらしい。
電動スクーターも大口の客がいたらしいけど、僕の友人がダイダイ的に広告したせいで、直接入手してる可能性があるとのこと。まあ、中国人同士で話しが纏まってんねやったら、僕の入る余地は無いから、この会社で電動スクーターを売るのはちょっと諦めよかなって気になった。
ほんで、今日の本題は市場の活性化と、ASEANの貿易自由化を念頭に入れた、新しい輸入税率が発表されて、オートバイの輸入関税が120%から60%に引き下げられたことや。
オートバイ関連には結構強いコネを持つ僕ちんとしては、これを機会に何とかマレーシアの二輪市場にくい込みたいって気があって、先ずは中古バイクの輸入元を紹介してもらうこと。その次にマレーシアのクラシックバイクの状況を探ることを依頼した。
中古バイクの輸入が出来るのはマレーシアでは1社だけで、いわゆる“ブミカンパニー”でマレー人の特権となっている。
この不景気で先方が乗ってくるかは分からんけど、とりあえず頼んどいた。
クラシックバイクはパートナーも乗り気で、今なら叩いて買えるし、レストアはまかせとけ!って言うから、
「ほな、調査して、連絡ちょうだいね」
って言うて帰って来た。
玉田商事 ニッチビジネス事業部もなかなか大変やで〜。
デベロッパー玉田
11月2日(金)曇り KL
『中国四千年の歴史は....』の巻
大分と前の話やけど、商談をしていたら、やたらと寒くなって来て、多分冷房のせいやと思ってたら、悪寒が全然退かなくて、家に帰ったらバタンと寝てしもて、それから36時間寝たことがあった。 もちろん、途中で何回か目を醒ましたけど、全く起き上がれずに直ぐまた眠りについていたのである。
多分、寝てる間にかなり汗をかいていたみたいで、やたらと咽が渇いてたけど、まだ起きるとフラフラしてたので、コンドミニアムの下にあるミニマートのおっさんに電話して、
「すんまへんけど、ミネラルウオーター持って来て〜〜」
って頼んだ。
このおっさんは中国人やねんけど、前から結構親しくしてて、物を買いに行く度に5分位の雑談をする仲やねんけど
「どないしてん。声がおかしいで」
って言うから、
「むちゃむちゃ熱があるみたいで起きられへんねん」
と答えた。その後直ぐにおっさんが来てくれてんけど、水と一緒に“感冒茶”とか言う薬をわざわざよそから買って来てくれた。
「これは、ティーバックみたいなやつで、お茶やから、熱湯に入れて飲め」
って言うからダマされたと思って飲んでから、また直ぐに寝た。そしたら、また10時間位寝ててんけど、寝てる間に凄い汗が出て、起きた時にはすっかり良くなっていた。
石原さんも漢方薬飲んでるらしいけど、やっぱり漢方は凄いな。
ひょっとして、あれ飲まんかったら、アホになってたんちゃうかと思う位の熱があったからな〜(体温計ないからようわからんけど)。
それにしても、東南アジアでは意味不明の病気になることが多いから、自分におうた薬を持ってなあかんわ。
フィーバー玉田
11月5日(月)曇り後晴 KL
『どこも寒いで』の巻
一度、大作を書き終えて、「さあ、送ろう。」ってインターネットに接続したら、フリーズしてもうて、再起動したら、全部消えてしもた。こうゆう時ほど、やる気が失せる時はないな〜。ほんま。
ほんで、気を取り直す為にガソリンを入れて、再度書いとるわけでして、ガソリンが入り過ぎの場合は堪忍してつか〜さい。
先週の土曜日から久々にジョホールバルへ行ってきてんけど、今迄で、いっちゃん疲れたわ。
っていうのは、今回は玉田チューンのカペラやったから、これまでに比べて片道で1時間位余分にかかった。
因みに最高記録が300km強の距離を2時間ちょっとで走ったことあるけど、マシンはセドリックY32の3000cc V6やったから、最高速220km出した。
そんなことはどうでもええけど、今回は出汁パックとその他の食品関係の打ち合わせの為に行ったけど、会合は話しがまとまらず、なんか夕飯をごちそうになりに行っただけって感じになってもうた。
そこは、日本食レストランやから、上手いもんをただで食えたわけやけど。
ほんで、今日、言いたかったんは、その店はシンガポール人にも有名なラーメン屋やねんけど、土曜日にも関わらず、シンガポーリアンらしき客が全然おらんかったことで、町の中も比較的空いていて、シンガポールナンバーの車が凄く少ないねん。店の大将曰く
「テロ以降、シンちゃんがめっきり減っちゃってね。」
ってこと。
週末も淡路島ほどのちっこい島に隠ってるなんてな〜。
マレーシアも高級なところは商売さっぱりみたいやし、景気悪くなると、犯罪は増えるし、ポリの取り締まりも増えるし、ろくなことないで。
なんかええ話ないやろか?
チュッチョリーナ玉田
11月7日(水)曇り時々晴 KL
『詰まってしまいました』の巻
昨日は書くことを思いつかず、思わずお休みしてしまいまして、申し訳ございません。それって言うのも、このところ外をうろうろする用事も無く、無意味にうろついても金の無駄やと思て、やたらと家にいて、インターネットでいろんなことをチェックする日々が続いておるわけでして。
そんで、こんなことしてると、回りにいらつく人間もおらん代わりに、書くことは無いし、出無精になってまうしで、このままではいかんのでありますが……。
あんまり景気の話は書きたくなかったんやけど、ここマレーシアもいよいよヤバい状態になってきたのか、それとも、僕の回りだけなんか分からんけど、さっぱりええ話が無いのよ。
こないだシンガポールからJBに来る人が激減してるって書いたけど、半導体関連の企業が6割減の売上げとか言うてるから、無理もないわな〜。
明日は並行輸出品の出荷があるから、出荷前検査とパッキングリストを作るために重量を計らなあかんから、ぼちぼち忙しいけどな。今は中途半端に付加価値があるって物は流通しにくいと思うから、食品関係を重点的に攻めるべきかと思案中な訳でして。
シンガポールでラーメン屋せえへんか! なんて話もあるんやけど、なんだかね〜。
ナーバス玉田
11月8日(木)曇り後晴 KL
『いちから修行せ〜!』の巻
今日は朝から近所の車屋に行って、代車のカローラのクーラーを直して、並行輸出品の出荷立ち会い(現品数量確認)に行って、CFS(つまりコンテナヤード)で、寸法と重量の測定に行って、乙仲と呼ばれる通関業者に行って、ほんでから、車の引き取りに行くっていうのが僕の行動予定やってんけど、いきなり出鼻を挫かれてもうた。
っていうのは、このカローラはやたら僕のことが好きらしく、事ある毎にやって来るんやけど、こいつが結構年寄りやから、マイナートラブルが結構多いねん。でもエンジンは3Kから5Kに載せ換えてあって、まあまあ早いねん。
で、日本人の友人に一日20リンギット(700円弱)で貸してて、帰って来たらクーラーのファンが回らんようになってたから、取りあえず直しておこうと思って、修理に持って行ったわけ。
僕も元メカニックやから、一通りのチェックはしたけど、原因がつかめず、近所の自動車電気屋へ行ったんやけど、こいつらが全然でけへんやつらで、僕と同じ箇所をチェックして、最後には「わからん」やて。これではぼったくりも出来んわな。当然一銭も払わんかったけど、こっちは1時間近くロスしてもうた。ほんで、次の予定地に行ったら、積み込みが終わってて、ちゃんと一個づつの確認が出来ずやった。
だいたい、この国は整備士免許ってもんが無くて、適当なやつが修理してるから、直るもんも直らんことが多いねん。おまけに、中古の部品付けて新品の金を取ったり、工銭も適当で、人見て値段をつけよる。
さらに、油だらけの手で作業して、終わっても拭きもせんから、車が油だらけ。
過去に日本の某運送会社が主導で、マレーシアに整備士免許制度と車検制度を創ろうとしたらしいけど断念したらしい。
理由は色々あるやろけど許可制になれば、今おるマレー人メカニックが殆ど失業するからってのが理由らしい。
僕なんか最初は“でっち”みたいな感じで、バリバリ徒弟制度の下で修行したけど、ここにはそんなもん存在せんからな。その後の予定は適当にこなして、カペラちゃんを引き上げて来たわけやけど、もうカペラちゃんは全て自分で直すことにした僕ちんでありました。
マイスター玉田
11月9日(金)雨のちほぼ晴 KL
『赤い時計と緑のたぬき』の巻
ちょっと前の話になるけど、ベトナム北部走破作戦の最中にある田舎のおっさんが装着してる時計を見て、クマプー山本が、
「あっ、あのおっちゃん、赤いでかい時計してるやん。 僕も欲しいな〜、赤いでかい時計っ」
って言ってた(*クマプーは僕といるとへんな関西弁になる)。
クマプー山本曰く、ベトナムの田舎のおっさんは皆この“赤いでかい時計”をはめているらしく、実際、僕も今回、いろんな場所でこの“赤いでかい時計”を目にした。もう少し具体的に書くと、文字盤が真っ赤で時計の本体がG-SHOCKよりでかいのである。
デザインは普通のおっさん臭い銀色の時計や。
それが、今日、電話代の支払いと相談でこっち(マレーシアの話)のマキシスという最大の携帯電話会社に行った後、隣のスリアKLCCにある伊勢丹に行ったら、な、な、なんと、マレー人の田舎臭いおっさんがこの“赤いでかい時計”をはめて、歩いていたのである。
あの時計はベトナムの田舎の専売特許ではないんか? このおっさんはたまたまなんか? 東南アジアの田舎に共通するおやじファッションなのか? とか下らんことを考えながら歩いていたわけで。
あの時計をベトナムで一括購入して、日本の田舎に売りに行ったらどうやろか。 おっさん達のファッションセンスをくすぐるやろか? ええ、どない思う? もし、他の国の田舎で“赤いでかい時計”を見かけた方はご一報下さい。
ファッションイノベーター玉田
11月12日(月)晴時々曇り KL
『ええとこもおまっせ!』の巻
とある読者から、僕はいつもマレーシアの悪口を書いており、怒りに満ちているっていうコメントを頂戴した。そういえば、9月の後半にこの電機業界報告を書き始めて以来、マレーシアを賞賛したことは殆ど無かった。
しかし、あんまりいいことばかり書いていても面白みが無いとちゃうかと思って、かなり誇張してた部分もあったわけですが、今日はマレーシアのいいところを必死で考えてみようと思う。
まず、クアラルンプールに移って感じたことは、なんと言っても道路インフラの素晴らしさやな。確かに各所で高速道路は有料になってるけど、一区間がせいぜい1.50リンギット(50円)程度やし、上手くバイパスしているので、渋滞区間を避けることが出来て、とても便利なのである。
ただし、ハイウェーを巧みに利用するには道を良く知っておく必要があるけど。もし、“全世界 道のややこしい都市選手権”とかいうのがあったら、クアラルンプールは絶対3位以内には入るで。
なんせ、全く碁盤の目の様になってなくて、感で走ると永久に目的地に着かへんからな。
また、悪口みたいになって来たから、バンコクと比べると、車は数段運転しやすいし、あんなに渋滞することも滅多に無い。たとえば、事務所のあるKLCC(新都心)から僕の住むコンドミニアムへ帰るにはジャラン・トウン・ラザック(トウン・ラザック通り)ってところを通るけど、以前は大渋滞を巻き起こしていた腐れ信号を撤去し、対向車の右折レーンを完全に塞いでくれたおかげで、信号ゼロで帰ることが出来るのである。
これは、そんじょそこらの国には真似が出来ないと思うわ。
日本では高速を造れとか、止めとけとか言うて揉めとるけど、マレーシアの高速道路公団は既に民間主導であり、道によって会社が違う。
これには少し不便なこともあって、プリペイドカードの“タッチン ゴー”っていうのが使えない高速もあるのよ。
その道はまた別のプリペイドカードと自動支払いシステムがあるけど、こんなもんいちいち加入してたらキリ無いしな〜。
でもこれらの道路インフラ整備も天才マハティールさん為せる業って気がするわ。
汚職にも関与してるとか、最近後ろ楯が無く、権力は失墜したなんて言う人もおるけど、僕はマハティールさんを支持するな〜。
オネスト玉田
11月13日(火)晴時々曇 KL
『明日は正月?』の巻
今日は船積書類をシッピングカンパニーに取りに行ったんやけど、マネージャーのビンセントから聞いた話では、この会社の米国向けの輸出貨物のシェアは30%程度あったけど、壊滅的な状況らしい。
輸入の貨物はもともと少ない上に、新規を取れる見込みは薄いらしい。マレーシアにもフリーポートがあって、ポートクランのウエストポート、ジョホールのパセグダンと最近は観光地として有名なランカウイ島の3つやけど、シンガポールと比べると、税関にかかる費用が高くて、メリットに欠けるらしい。
僕としても、何とかマレーシアの港湾の活性化を推進してもらって、もっと物流が容易になるようにお願いしたいとこやけど、空港に金をかけすぎたあげくに、ハブ空港としての機能を果していないKLIAの失敗などから、そこに注ぎ込む金はマレーシアには無いやろし、日本から金を引っ張ることも今となっては難しいやろ。
話は変わるけど、明日はインド人の正月である“デパバリ”でマレーシアは祭日やねんけど、この正月は不公平で、デパバリは1日しか休まへんけど、マレーの正月である“ハリラヤ”は一応2日間の祭日で、中国正月も2日となってる(実際は1週間ぐらい休む)。
何かデパバリが一番地味な感じするけど、人口が少ないからしょうがないのかな?
今日だけはがまんしたるけど、外でパンパンと花火やってるやつがおって、めっちゃうるさいねん。
セラマッ デパバリ玉田
11月15日(木)ほぼ曇り KL
『こんなんもおまっせ!』の巻
今日は“マレーシアにもええとこおまっせ!”シリーズの第2段で、僕ん家の近所(車で7分位の距離)にあるミッドバレーの話しをしようかな。
ここは聞くところによるとアジアで最大のショッピングコンプレックスで、駐車場もばかでかいのである。でかいショッピングセンターとしては日本のジャスコとフランスのキャリフォー(正式にはカルフール)がある。
後は世界中の料理が食べれる程たくさんのレストランや日本の100円グッズを販売する店も2件ある。
駐車場の料金は1時間までなら平日は1リンギット(33円位)で週末の土、日と祝日は倍の2リンギットやから、とても良心的やけど、結構車の盗難やカーステレオ泥棒が多いことで有名やねん(でかすぎて、警備しきれない)。ここのジャスコにはいつも買い物に行くけど、さすがに日系だけあって、店員の愛想も良くて、時には日本語で「有難うござました」とか辿々しいながらも挨拶してくれるから気持ちが宜しい。日本でも不況の流通業の中にあって、健闘しているジャスコだけのことはある。
ただ、ここの食料品売り場は豚コーナーが別のところにある。何でか言うたら、豚はノンハラルやから、マレー人店員は触ることも出来ないのだ。ハラルっていうのはイスラム教徒が口に出来るもので、マレーシアの食品にはハラルステッカーが貼られていて、豚が入ってないことを明確化している。
そう言えば、前にテレビでイスラム教徒が日本の食品にハラル表示が無いから、見分けるのに困るって言うのをやってたな。
もう一個ジャスコで不便なのが、インフォメーションセンターやインテリアグッズなんかがある3階のけったいな場所にヌードルショップがあってラーメンのようなマレー食の“ラクサ”を売ってるみたいやねんけど、ここのラクサが異常に臭くて、3階で買い物ができへんねん。ずーと息を止めるのにも限界があるしな。
あんなもんどっか他の場所に移して欲しいわ。
まあ、ジャスコにはこれからも出来るだけ販売協力するつもりやけど。
ノンハラル玉田
11月16日(金)曇り後晴 KL
『シャヒーンがやらねば誰がやるっ』の巻
またネタに詰まったので、アフガン問題でも書いてみよかと思いますけど、今日は政治的な話ではなしに、テレビを見てて感じた事を書こうと思うんやけど、タリバンがカブールを放棄して、NHKの特派員もカブールから報道するようになって、アフガニスタンの都市の様子がテレビ画面で確認出来るわけやけど、僕は職業柄、車にやたら目が行ってしまうねん。
よく見てると、走ってる車はロシア製のボロとトヨタ車ばっかりってことや。
黄色い車はタクシーで、一般の人で車を持ってる人は少ないから、大半はタクシーを利用するんやろな。
ほんで、このタクシーの殆どはトヨタカローラやねん。それもバンが多いわ。
僕、昔アフガン人に車を売ってて、やつもそう言えばトヨタばっかり欲しがってたわ。あと、ハイラックス4×4の事故車とか売ったけど、この車も兵隊を運ぶのによく使用されてるわ。
でも、アフガン人もよう知ってるな。少々高くてもトヨタ車が世界一強いってことを。 今迄に車両関係の取引きで、ドル箱商品やったんは、トヨタハイエース、カローラとホンダ スーパーカブやな。
そう言えば、オサマ・ビンラディンもハイラックス4×4ダブルキャブに乗ってたから、僕の売った車も今頃、タリバンの逃走用車両になってるんとちゃうやろか?
どうでもええけど、こないだのアメリカン航空機が落ちた件はマレーシアのテレビでは報道してなかったらしい。
バニャ バニャ玉田
11月19日(月)曇りと晴 KL
『民芸もんはどうでっかっ!』の巻
このところのニヒリズムを振り切って、週末にガンガンとメールを送った件について調査するために外に出た。やっぱり、これでこそ俺や。家でしこしことインターネットとかやってる場合とちゃうな。
先ずは雑貨の調査の為にクアラルンプールでは定番と言える民芸品のメッカであるセントラルマーケットに行った。
かつてはきちゃなかったらしいけど、今は外国人にもOKなぐらい綺麗で、まわりにはマクドとかケンタッキーとかもある。
けど、依然としてスリとか多いらしいから、十分に注意しながら、各所を調査する。 僕なりの勘で、“ここや!”って店で調査を開始。
どしっかりした感じの顔した中国人のおばはんが相手やったけど、日本の雑貨業者のホームページを印刷して持参してたから、相手が高い値段を言っても、
「おばちゃん、日本で1000円で売ってるもんは、ここで半分以下でないと無理やで!」
とか言うて、浪速の商売人の復活であった。
おばちゃんはサラワク州の出身で地元の人ではない(サラワクはボルネオ島の方で、マレーシアは半島マレーシアとボルネオに別れてる)。僕の友達の女性で、サラワクのクチンと言う街の出身の子が二人いるが、二人とも中国人で商売上手やねん。
このおばはんにも共通したもんがあったわ。
僕がインドネシアやタイに比べて、マレーシアの民芸品は趣味が悪く、価格が高いって言ったら、おばはんはボルネオではインドネシアは隣やしマレーシアでも、サラワクに生息する“イバン族”の民芸品はインドネシア製とクオリティーがちゃうって言うてた(つまり、もっとええってこと)。
イバン族って昔は人喰い人種やったらしいけど、顔は中国人みたいで、色が白いねん。
きっと大昔に大陸から渡ったんやろな〜。
ほな、今日はこのへんで。
スーベニール玉田
11月20日(火)晴と曇り KL
『星に願いを』の巻
月曜の早朝に日本で獅子座流星郡が鬼のように出現して、
「流れ星が見れたら、僕の商売が繁盛するように祈っといて」
って、我が愛しの貴ちゃんに頼んどいたら、夢が現実になったみたいやねん。
昨日、調査に出かけて、帰って来たら引き合いが3件も入ってて、前回の並行輸出商品の別ブランドの調査依頼から取りかかった。今日行ったのはバツ・ケイブスって言うクアラルンプールの北に位置する工業地帯の一角やねんけど、目的地の某ブランド代理店に到着したら、その会社の手前に頭からドクドクと血を流した汚いおっさんが横たわっている。見てしまった以上は放っとくわけにもいかんから、近付いて、
「どないしたんや。事故に遇うたんか? 救急車呼べや」
って当人の隣にいた男に問いかけたら、このおっさんが、
「救急車呼んだら金かかるけど、このおっさん金無いねん」
「お前出したれや」
とかぬかしよるから、
「何で俺が金出さなあかんねん」
っていうて、訪問先の会社に行ったんやけど、やっぱり気になるわけよ。
だって、おっさん死んだりしたら、何か僕のせいみたいやし。
ほんで、そこの会社のマネージャーに、
「救急車呼んだら金いんの?」
って唐突に質問したら、マネージャーは、
「そんなもんいらんよ。何で?」
っていうから、事情を説明したら、
「そうゆうのは放っとかなあかんねん。この辺はインドネシア人の労働者とか多いから関わんな!」
ってあっさり言われて、
「ふん」
とか返事して、そのまま商談に入ってしまった。
商談が終わって、外に出たら、二人のおっさんはもういなかった。
日本では考えられんことやし、ベトナムでもそんな人がいたら、黒山の人だかりになるとこやろけど、マレーシアって何かクールやわ。
薄情者の玉田
11月21日(水)晴一時超雨後曇 KL
『何でもやりまっせッ』の巻
今日は前にATVのクラブメンバーの募集を掲載して頂いた日本人向け情報誌の“パノーラ”の編集部にフリーランスエディターの面接に行った。ところが、カペラちゃんがハイウェイのど真ん中、しかも登りの70Rぐらいのコーナーで急にエンジンストップしちゃったのである。
症状からして点火コイルが怪しい(これは、バッテリからの電気をスパークプラグへ送る際に一時的に高圧の電気に変換する部品)。出発時には超快調だったエンジンが暖まったら、急変したのであるから……。
とにかく後ろから突っ込んで来る車にヒヤヒヤしながら、ダマしダマしでスリ・ハタマスってところまで行って、車を駐車場に置いてからタクシーで編集部のあるケポンまで行った。
面接は1時間半程で、僕のキャラクターと経歴から、情報誌のライターより、『ハローマレーシア』っていう日本人向けイエローページ+情報誌みたいなやつの広告営業を勧められた。
僕は今、背に腹を変えられない状況にあるので、
「何でもやらして頂きますッ」
ってお答えした。
営業と言っても色々あるし、この手の営業は経験が無いから、不安がないわけではないけど、基本は根性やから、いっぺんやってみたいと思っている。電機業界報告を始めてから、物書きにも興味がるんやけど、商売優先やわな。
ほんでからスリ ハタマスに戻って、コイルを外して、近所の車部品街であるセガンバットってところへタクシーで行って、解体屋で20リンギット(700円弱)で中古の部品を買って、またタクシーでカペラちゃんのところに戻って、部品を交換して、テストランした。
ほんなら、またもエンジンがしゃくれて、停止してしまった。“コイルと違うてデストリビューターかっ!”って怒りが込み上げたが、この部品はそんじょそこらには無いので、諦めて、車を置いて、タクシーで家に帰った。
なんか今日はマレーシアのどっかの王様がお亡くなりになったらしく、明日はオフィスも商店も皆、休まないといけないらしい。
ほんでも僕は車をなんとかせなあかんから、お祈りしてる場合ではおまへん。
ダイハード玉田
11月23日(金)晴+曇り+雨 KL
『忙しいのはええこっちゃ』の巻
何か急に忙しくなってきて、今日は朝の7時半から夜の7時迄動きっぱなしの一日やった。日本にいたらこんなん当たり前やけど、クアラルンプールに来てからは稀に見る忙しさやねん。
しかも、今日は内容が濃い一日やったから疲れたけど、清々しい気分やねん。
午前中はクランまで行って、親友の車屋リムと打ち合わせして、エンジン載せ換えたダイハツ・シャレードのテストを兼ねて、カペラちゃんの代車として、乗って帰った(カペラちゃんは原因不明の難病やったけど、結果は燃料ホースが過熱時に加速すると、変型して燃料が供給されなくなるっていう、今迄経験したことない、けったいな原因であることが判明)。
それから、マレーシア版の日本人向けイエローページである『ハローマレーシア』の広告営業の業務委託の契約に行った。
それからまた爆走して家に戻って、メールのチェックしたら、並行輸出品の緊急追加注文が入っていたから、早速、供給先にアポを取って、在庫の確認に行く。
残念ながら在庫が無く、メーカーも並行による取引きを防止する為に、ストックを持っていない。聞くところによると、東南アジアのカーアクセサリーの市場ではインドネシアがトップで次がタイらしい。マレーシアはその次なんやけど、これは国産メーカーを持っていることと、他国に比べて所得が均一化しており、金持ち層が全体の中で少数であることが原因かなと思う。
とにかく、絶対にこのオーダーを取りたい僕は、混載で出荷可能な商品の選定の為に3時間余り供給先のケニーと協議した。
ほんまに、隙間を突いて、人と違う商売を創るってのは大変で、久々に頭を使って疲れた。
ビキビキ玉田
11月26日(月)曇り+雨+晴 KL
『きびし〜いッ』の巻
日本円がじりじりと値を下げている。アメリカ経済に回復の兆しが見えるという予測から、ドル買いが進んでいるらしいのだ。今や、コンサルタントで飯を食えない僕は貿易屋とマレーシア国内の委託営業で何とか凌ぐ戦法やねんけど、単価の低い商売の場合はこんな風に為替がちょこちょこ変動されると、価格の設定に困りまんねん。
少し前までは、どこ共に為替リスクを考慮して、その分を載せて価格を設定していたが、この頃は価格もオープンになっている分、極端な話し、10円でも儲かるなら、商売を取る位の覚悟がないと、契約を取るのが困難ですねん。
メーカー自体が余剰在庫を安値で放出してくるから、僕みたいに並行で流通する人間にはより厳しい条件が付いてくるわけや。
何か凄い抽象的な話しやけど、頭を使って、他に勝つ秘策を生み出さないと、商売が継続しないから、焦っているのでおます。今日は、並行輸出品の第2回ロットの受注に成功したけど、先方には
「何とか量を増やすか、他の物を探すかして、単価下げてもらわな、この先注文はきついで!」
って言われて、ずーと考えこんでいたのであります。
コンシダリング玉田
11月27日(火)曇り時々晴 KL
『痛いの〜』の巻
昨日の夜から右の奥歯が痛かったんやけど、今朝起きたら症状がますます悪化して、右えらの辺りが少し腫れてましてん。朝から並行輸出品を一旦倉庫に保管して、コンテナ単位で輸出する為の緻密な見積をせなあかんかったんやけど、痛おて集中できまへんねん。それでも我慢しながら何とか見積計算をしたら、コンテナ単位に纏めることで、お客様は1個当たり1000円のお得になり、100個で10万円ものコストが削減出来ることになった。
ただ、1コンテナに纏めるまでは2ヶ月必要なので、納期は3ヶ月と、通常の貿易取引きの納期になってしまい、“早い! 安い! 珍しい!”を基本理念に掲げる『玉田商事』としては、歯抜けのオファーとなってしまうのであります。
歯抜けと言えば、僕の前歯のうちの一本は挿歯(こんでええんかな?)で、これは、高校の時にアメリカンフットボールの試合で折れた訳で、その後、何回か挿し変えたが、今のは実家の近所の素晴らしい歯医者である『ドレミ歯科』の手による芸術的挿歯だったのである。
ところが、最近、カペラちゃんのシートがきちゃなかったので、シートカバーを着けていた時、道具を使わずに歯を使っていたら、この芸術的挿歯が“ボキッ”っと折れてしまった訳でして。
その後、アロンアルファーでくっ付けたけど、直ぐに取れるし、終いに食べてしまいそうやから、そのままにしてますねん。
今は鉄芯が見えてて、ちょっとかっこ悪いから、思っきり笑えまへんねん。
クアラルンプールには日本人の歯医者さんも日本語の話せる中国人の歯医者さんもおるらしいけど、金欠の僕は正露丸を歯に詰めて、ひたすら我慢してまんねん。
ハヘホヘ玉田
11月28日(水)曇り後晴 KL
『まだ痛いんやで〜』の巻
歯がまだ痛うて、何かと集中出来ない。
昨晩はバッファリンを飲んで、座薬をケツから突っ込んで(食事中の方ごめんちゃい)寝たんやけど、途中であまりの痛さに目を醒ましてしもて、2度と寝れんようになってしもた。ベトナムやったら、石原さんお勧めの自宅で歯医者してる人がおるらしいんやけど、マレーシアの歯医者って、どうも信用できひんし、治療が終わってから法外な請求されても困るんで、ひたすら耐えておるわけでして。
今日は事務所に行ってビザの書類にサインをした。会社を辞めてから、いわゆる就労ビザ無しで、在住してるんで、3ヶ月に一回は出国しないといけなかったが、ボスが僕の分も取ってくれるというので、有り難くお受けすることにした。
就労ビザがあると、預金残高さえ十分であれば、ローンを組むことも可能になる。
まあ、最近は査定が厳しいらしいけど、ローカルよりは日本人の方が信用があるはず。
事務所からアポを取って、今日は長期に渡って交渉を重ね、何とか一緒に商売しようと誓いあった、グラスファイバー屋に行った。ここの社長のサリムはホッケンチャイニーズやけどモスリムで、おやじさんは大富豪である。
まだ21歳やけど、どしっかりしたやつで、タイプ的に好きな人物やねん。今回は難航してる並行輸出品のレプリカをマレーシアで製造出来ないかを打診しに行ったんやけど、カーアクセサリーの業界も中国パワーが炸裂してるから、彼も慎重で、じっくり計算してから答えを出すって返答やった。
でも、もしOKしてくれたら、ほんまもんに負けん強度の物を造ってくれるはずや。
何事にも捻りが必要で、壁が目の前に表れたら、飛び越えるのか、穴を掘るのか、横に廻るのかって感じで、ギブアップしないつもりである。
ツイスト玉田
11月29日(木)曇り時々晴 KL
『蛇の道は蛇』の巻
今日も相変わらず歯は痛い。今は薬と酒で麻痺させてこれを書いてまんねん。意地でも歯医者に行かんとこうと思とったけど、もう限界なわけでして、明日の朝、相変わらず痛い場合は近所の歯医者に行くつもりでおます。
けど、その場合はけったいな形をした挿歯を抜かなあかんでしょ〜。
今日は並行第2段の商品の商談があって、その前にジャスコによって、タイ製の怪しい歯痛止め薬を購入しましてん。『オーラルエイド』っていうわけのわからんこの薬は“コンジスイ”みたいに歯に直接塗布するタイプの薬で、価格は4.40リンギット(150円弱)やってんけど、毒薬グループCとかって恐ろしい表示がある。
早速、塗布してみると、舌がしびれる。
全然効かんから、じゃんじゃん塗布してたら、頭が痛くなってきた。友人のH氏が前回この薬を塗布してた時、たまたま僕の車に乗ってたけど、信号待ちで急に車を降りた彼は、歩道まで走っていって、“ゲロゲロ”って吐いたのであった(食事中の方ごめんちゃい)。
それを知りつつも、痛みに耐えかねて、買ってしまったんやな、これが。
僕としてはこの痛みさえ治まれば、ゲロの一回や二回はどうってことないと思たんやけど、効かんわ、頭痛いわで、使いもんにならんのや。
痛みを堪えて、3時間余りの商談の結果、シンガポール経由で、十分に商売になる価格を入手出来たんで、めっちゃ嬉しいねんけど、痛みで顔は恐い今日の我が輩でした。
ウィズダム トウース 玉田
11月30日(金)曇り時々晴 KL
『やっぱり無理でっか』の巻
今日は並行輸出ファーストアイテムの第二回ロット分の支払いに行って来ましてん。第3回ロットは2ヶ月間商品を備蓄してコンテナで一気に出荷してコストを下げるって戦法で、これも一応受注済みやねんけど、価格をもうちょっと何とかして欲しいとの客先からの依頼で、金を払った勢いで値引き交渉に出た。
しかし、供給先には同一商品の引き合いが香港からも入ってんねんけど、在庫は全て僕に回してるから、断ったらしく、これ以上の値引きは不可能ってことで、お客さんを説得する他はない状況になってもうた。
多分、分かってくれると思うけど。
それから、インターネットの料金支払いに某旅行代理店に行ったついでに年末の飛行機の空き状況を確認しといた。
クアラルンプールから関空へはノースウエストが一番安かった(5万円弱やった)けど、テロ以降この便が廃止になったらしい。せやから今いっちゃん安いのはSQ(シンガポール航空)やけど、シンガポール経由で1時間30分程待ち時間がある。
ダイレクトに帰りたい場合はMH(マレーシア航空)が安い。値段は1978リンギット(66,000円位)で、これでもスペシャルディスカウントらしい。
多分、もうちょっと安いとこがあるんとちゃうかな。
ほんでも、12月23日の日曜のフライトがまだ空きがある状況らしいから、飛行機はかなり空いてるんやろな。日本でも3〜4割の売り上げ減らしいけど、マレーシア人はもっとシビアなんとちゃうかな
まあ、中国人は1月後半に動くから、年末は普段と変わらんはずやけど。
来年の正月は何とか日本で雑煮食いたいから、あと一発商売決めて、何とか金をつくろ〜と。
帰ろかな〜帰るのよそうかな〜♪ |