笹原亮が綴るベトナムの職人芸

100人百職

APEXベトナムスケッチ提供

 

職人No.020

英語の先生

 

 父が英語の通訳だったものですから、小さいときから英語に接していました。ですから気づいたときには外国語の勉強が大好きだったのです。それで大学でロシア語と英語を勉強して、モスクワに2年留学しました。

 もちろんロシア語中心の毎日でしたが、各国から集まっている学生達の会話はもっぱら英語でしたので、英語の勉強にもなったのです。

 帰国後、高校で6年間英語を教えました。それからインターナショナルスクールに転職し、英語でベトナム文化を教えています。その間、オーストラリアで1年教授法の勉強をし、ますます教えることへの興味を掻きたてられました。
 現在は昼の授業を終えた後、週3回、ゴーバップ区の英語学校で英語を教えています。

 この英語学校は、児童、少年、成人の3コースに別れています。年齢はもちろん、クラスの雰囲気や生徒の学力差なども考慮して、いろいろな教授法を使います。充実した楽しい毎日ですよ。

 以前はこのような英語学校がなく、ベトナム人教師がベトナム語で教えるところが多かったので、生徒はなかなか上達しませんでした。今ここでは、ひとつのクラスをベトナム人教師とネイティヴの教師が組になって教えるので、多面的な授業ができるのです。

 朝から夜までずっと教える毎日で、あまり自由時間はありませんが、時間があればファッションアイテムのショッピングに行きます。あまり買い物ばかりしていると、主人の顔色が変わってきますので、そんなときは一緒にベトナム料理を食べに行きます。

 私も主人も食べ歩きが大好きだし、美味しいものを食べると機嫌が直りますから、これが夫婦円満の秘訣ですね。

【文・構成 : 笹原亮(ジャアク商会)】

 

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