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(『ど田舎住み込み大作戦4-1』の続き)
なんぎしたんが他の3人ですわ。この中から1人選ばなアカン。
金持ちで警察に顔のきくDiepおっさん。こいつは“ダメおやじ”そっくりの顔しとるし、いっぺんおうてアカンて決めましたわ。
なんかうちの大卒のスタッフ、俺にもわからんようにこのおっさんとおうて、2、3べん酒のませてもうて、ビヤオム(注1)いかせてもろとったみたいで、えらいいっしょうけんめい代理店にしたがっとったけど、こんなもんバレバレや。無視ですわ。
せやけど、おっさん金使こて警察と省(県と同じ)の農業部動かしやがって、
「Diepを代理店にしろ!」
ってひつこいひつこい。
「いらん」いうて無視してたら、うちの会社の新天地立ち入り禁止作戦開始ですわ。
もうなんぎしましたわ。最後が時間がうまいこと解決してくれよりました。
ほんで次は自動車修理工場のおっさん。このおっさんは、はっきり言うてええもんの顔しとるし、誠実でフットワークもええ。とりあえず試しに1ヶ月ほど仕事やらしてみたんですわ。
毎日チェックしにいってたんですけど、なんか“おーら、おっしゃー”ちゅうんが伝わってきいひん。おまけに金集めんのんごっつ弱そう。
せやから打ち止めにしましてん。
ほんで残ったんがNam Diepおばちゃん。
俺はこのおばちゃんに始めからほれこんでましてん。せやけどうちの大卒の2人のスタッフや上の2人のおっさんやら金で動いとる農業部やらが横からちゃちゃいれてきよったさかい、実際に代理店契約すんのに時間かかりましてん。
ほんまのとこ現場で指揮とってんの俺やさかい、会社の意志無視して始めからこのおばちゃんに新天地開拓ほとんどやらしてましてん。そのかわり、あれですよ、毎日朝一と帰るまえにおこうていろいろ頭にたたきこみましたわ。
そのかいあってかよーく仕事しよる。たまってたまって工場生産中止手前までいったうちの肥料がまさにあれですわ、“おばちゃん天使現る”ですわ。
あー、うまいこといってよかった。
注1 ビヤオム:ベトナムのキャバレー。ど田舎では農家を改造してやってるとこが多い。 |