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旅好きの波多野氏は学生時代、生粋のバックパッカーとしてアメリカ、中近東、アジアを歩き回っていた。そんな彼の夢は海外勤務。できるなら日本以外の国で働きたいと思い、卒業時にもそうした機会の多そうな会社を選んだ。それがカード会社のJCBだった。 ![]() 「旅先でアメックスという会社の存在を知り、それでカード会社への就職を考えました。簡単に言い表すと、旅行会社+銀行=クレジットカード会社という感じで、この柔軟性が選択の理由です」 外資系の大手を選ばずあえてJCBにしたのは、これから自分と一緒に大きくなっていくような活力のある若い会社を望んだためだ。 「運がよかった、というのが正直なところですね。今と違い、数年前のタイは赴任地としては人気がなかったんです。それで、若いけれど僕が行くことになった。今では考えられない話です」 タイは学生時代に2度ほど旅したことがあり、彼も気に入っている国だったので、問題は少しもなかった。しかし、以前のようなTシャツに半ズボンという貧乏旅行者スタイルではなく、今度はスーツにネクタイといった完璧なビジネスマン・スタイルでの赴任である。 そんな彼の武器は、学生時代に磨いた英語の力。海外勤務の基本はあくまでも英語力だと彼は力説する。 「どこの国でもビジネス・エグゼクティブは英語を話します。現地語を学ぶのも大切ですが、それほど簡単に身につくものではない。ですから最後はやはり英語力ですね。あとは常識の違いをどう受け止めるか。よいと思って感動するか、拒否してしまうか。それですべてが決まると思いますよ」 刺激の多い生活を求めて海外に出たからには苦労は当然だと思っている。だから疲れも感じないし、ストレスもない。 「やりたいことは決まっていたし、そのための強い意志も持っていた。いま、それが実現している」 大切なのは目標を持って行動すること。それが成功への近道だと、波多野氏の足跡は語っている。 |
プロフィールSHUNICHI HATANO 1966年、愛知県岡崎市出身。 |
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