ワット・ポーの寝釈迦像

 

 ワット・ポーと言えば、見逃せないのが 「大寝釈迦像」。
 その大寝釈迦像は、19世紀前半にラーマ3世が建立された礼拝堂の中に安置されている。
 勘違いしている人も多いが、ここはこの寺の本堂ではないので、ご注意を。

 涅槃に達して悟りを開いた釈迦を形どったこの大仏像は、頭から足の裏までの全長が49メートル (46メートル、55メートル説有り)、高さが12メートル (15メートル説有り) という巨大なもの。レンガ造りによって大まかに形どられ、その上から漆喰で塗り込められ造形されている。塗装もなまなましい輝きがあるが、中国風仏像のデザインは、いくらありがたくとも日本人にはなかなかなじめないようだ。

 寝釈迦像でもっとも興味深いのは、その足の裏だ。
 高さ5メートル、幅1.5メートルもある巨大な偏平の足の裏には、モンコンローイペェートというバラモン教における108の宇宙感が、67の螺鈿(らでん:貝殻の白い部分を研磨してはめ込んだ装飾)細工画によって表されている。
 仏陀の足の裏にバラモン教の真理というのもおかしな話だが、タイにおける仏教とバラモン教の密接な関係を示す好例だろう。

 また、仏像の足の裏の異常な偏平にも、立派な意味が隠されている。偏平で土踏まずのない足の裏は、仏陀が超人であることを示す32の身体的特徴のひとつであって、螺鈿細工画を描く目的で偏平にしてあるのでは、けっしてない。

 偏平足の人よ自信を持とう。あなたは超人であるかもしれないのだ。

 

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