タイでの旅行トラブル集

後悔やはり先に立たず

旅先で浮かれていたのか

まんまと引っかかってしまいました

PART2

怪しいスーツ屋編

報告 Y.K.様

場所:チャオプラヤー川の近く 

 

PART1から続く

 その後、ワット・ポーの近くで両替をしていると、またまた先生と名乗るタイ人が話しかけてきました。
「そこの学校で教師をしている」
 と。

 そこの学校と言われると、どこにあるのかわからなかったが、なぜだかリアリティーがあり、すぐに信じてしまいました。
 丁度13時くらいで、
「今は休憩時間だ」
 と。

 安心してしまい、今、だまされて、2,000バーツくらい取られてしまったこと。
 実際はボートを乗るのにいくらくらいかかるのか、などと質問しました。

 そして、これからどうするのか?と聞かれ、ワット・ポーに行く予定と告げると、

「今日は金曜日だからお祈りがある。団体以外は15時以降でないと入れない」(注1

 と、言われました。
 そして、別のプランとして、無料で見れる寺院を教えてくれました。

 そしてタイはタイシルクが有名だから、安いところを教えてあげると、紙に書いて教えてくれました。
 そして、このプランを回る頃にはワット・ポーには入れるよ、と言ってくれました。

 私はまたもや、すぐに信じてしまいました。

 近くに停まっていたトゥクトゥクを紹介し、この色のナンバープレイトはタイ政府が管理しているから安心だ(注2)、他の色は個人でやっているから言い値で高く乗せられてしまう事もあるけど、これなら安心だよ。1時間30バーツだよ。と教えてくれました。

 そんな親切な事は現地添乗員からも聞いた事がなかったので良い情報をくれていい人だと思ってしまいました。

 トゥクトゥクの運転手ははじめはプラン通り動いてくれたのですが、途中からよく意味のわからない事を説明し、宝石店や、シルクのお店などに連れて行くようになりました。
「just looking」
 と言って。。。

 私は見るだけならいいか、と思いお店に入ると、見るだけでは済まないようなお店でした。

 一軒目はスーツのアオキやコナカみたいなお店の雰囲気でお店のクラークさんもいろいろと薦めてきましたが、私が要らない要らないと言っていると、そのうち「必要な時は声を掛けて」と言い残して立ち去りました。
 それで何も買わずにお店を出ることができました。

 二軒目は入った途端に怖いと思うようなお店で、スーツの男が出てきて2階に案内しようとしてきましたが、
「just looking」
 と繰り返して出てきました。もし、2階まで行ってたら大変な事になっていただろうと、思うような雰囲気のお店でした。
(1階は真っ暗で宝石などを作るような場所でした)

 そんな事が続き、この運転手もおかしい!とやっと気づく事ができました。

 最後にワット・ポーに戻ると同じ場所で「そこの学校の教師」を名乗る男がまだいました。

 あー、またやられた、とかなりのショックを受けました。

 たまたま、彼のいる近くを通らなくてはならなかったのですが、私たちに気づくと看板などの後ろに隠れた様子でした。

 他にも、寺院でトイレに入り、3バーツを払っておつりを貰おうとすると、おつりをごまかされたりもしました。
 タイは、いろんなところにラーマ王の看板があったり、寺院を修復する工事が行われたりしているけれど、
 実際に私が目にしたタイはも悪いところばかりでした。

 旅行客をだます人が多く、悲しくなりました。
 もっと市民の質の向上というか、治安を良くすることに力を入れてくれれば良いな、と思いました。

(おわり)

 

役立つ悪人のウソ八百集

注1.ワット・ポーは1年365日無休で拝観可能。昼休みも休憩もなし。「今日は休み」「いまは昼休み」と言った時点でそいつは詐欺師。

注2.トゥクトゥクのナンバーの色は一種類だけ。登録車両しか走行できない。貨物配送車やホテル/レストランの送迎車を除きを除き、トゥクトゥクに白ナンバーは存在しない。

Y.K.様、投稿ありがとうございました

 

タイ旅行前にぜひ読みたい!

タイでの笑える旅行トラブル集を
コミック化した1冊

タイ旅行で死ぬかと思った!!
〜知らなきゃアナタもダマされる〜

全国の書店で 発売中

価格 1,000円
あおば出版

 

 

アジアの中心 ジャアク商会のホームページはこちら

記事の無断転用を禁じます



ジャアク商会への声援、激励、
新たに発見されたトラブルの報告は

ジャアク商会総本部

まで、ご連絡を