本来はラーマ6世によって1923年に設立されたタイ赤十字協会内の毒蛇研究所だが、現在では一般的な観光名所として知られている。
前身は、ラーマ5世の異母兄弟であったダムロン親王の娘が狂犬病で亡くなったことがきっかけで創立された、対狂犬病ワクチン製造・研究のためのパスツール研究所。 毒蛇に対する解毒剤や血清を研究開発する研究所としてはブラジルに次いで世界第2位の規模と陣容を誇っている。
園内はそれほど広いわけではないし、公開されている蛇の数もさほど驚くべきものでもないが、中央の円形ステージで行われる毒蛇と飼育係の対決ショーが入園者の目を引く。 慣れ親しんだ飼育係による見事なコブラさばきは一見に値する。